八代英輝弁護士とTBSが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に名誉毀損で提訴された訴訟の判決が30日、東京地裁であり、教団の請求は棄却され、八代弁護士とTBSの完全勝利となった。

八代弁護士は4月の審理に続き、判決も欠席した。伊藤正晴裁判長は「請求は棄却する」と判決文を読み上げ、開廷から5秒ほどで閉廷した。

八代弁護士は、昨年9月1日放送のTBS系「ひるおび」内で、教団について「カルト団体」「反日的思想」などと語り「教団がやっている外形的な犯罪行為など」と発言した。
このコメントで、教団は名誉を毀損されたとして当該発言の八代弁護士と放送したTBSに対し、2300万円の慰謝料を求めて同年9月、東京地裁に提訴したと発表していた。

八代弁護士とTBSは請求棄却を求めて徹底抗戦。
八代弁護士は当該発言は断定的ではなく抽象的な表現だったと主張し、放送内容全体から判断すべきだと訴えていた。
TBS側も、八代弁護士の当該発言は情報番組のコメントの範囲内とし擁護していた。
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