認知症が原因で行方不明になったとして、2022年に全国の警察に届け出があったのは過去最多の1万8709人だったことが22日、警察庁のまとめで判明した。前年比で1073人(6・1%)増え、統計を取り始めた12年から10年連続で増加した。

警察庁によると、認知症を原因とする行方不明者の内訳は、男性1万314人(55・1%)、女性8395人(44・9%)。都道府県別では、兵庫2115人▽大阪1996人▽埼玉1902人――の順に多く、青森(47人)や和歌山(44人)、島根(42人)が少なかった。

 21年以前の届け出も含め、22年中に見つかったのは1万8414人で、警察や家族らに発見されたのは1万7923人、死亡していたのは491人だった。一方、届け出の取り下げなどが148人あった。所在確認の時期は99・6%が1週間以内で、届け出当日は77・5%だった。

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