0001以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします🐙
2023/06/16(金) 00:36:47.057ID:4udjoCCC0「全盛期の日本のコンテンツは、東京人が消費者でした。東京の中産階級以上に育ったセンスのいい若者が流行文化を作り、東京のノーブレスオブリージュのある大人たちが小粋な映画を見たりしていた。しかし今の日本では地方在住者がコンテンツを消費しています。雛壇芸人バラエティ番組、アイドルとサブカルロックとアニソン崩れだけの邦楽、白い犬やハイジに象徴されるみっともなくてくどいＣＭだらけでひどいのです」（コンテンツウォッチャー）
事実、三浦展の「ファスト風土化」論では、田舎ほど地上波テレビ視聴時間が長かったり、イオンモールなどの全国チェーンが大量にあって、コンテンツを購入したり消費することが娯楽の大半を占める田舎者が多いことに気づく。逆に都会の方が、朝活やサークル活動など、マスメディアが垂れ流す一方的なコンテンツ消費とは無縁の自分で好きで実践する趣味のアクティビティが盛んだ。
日本の田舎のモータリゼーション、ショッピングモールの乱立はアメリカの外圧を受けて後追いしたものだが、もやは母国のアメリカよりひどいようだ。
「イオンモールを日本版ウォルマートと呼ぶ人がいますが、ウォルマートはただのスーパーマーケットです。アメリカでは人口10万レベル以下の田舎にショッピングモールは１つもありません。外食もバーガーキングかIHOPの二択くらいしかない。そしてアメリカの若者は、公園でスケボーをやったり、ハイキングに出かけたり、友達と言えで料理をしたりして過ごすのです。つまりテレビ番組を見るとか、漫画を読むなどのコンテンツ消費に余暇の可処分時間のほとんどを費やさない」（アメリカ在住者）
昭和の日本では田舎ほど伝統文化が盛んで、魚釣りや登山など自然を娯楽にする人が多かった。テレビも全国チェーンもそもそもなかったからといえばそれまでだが、それらを娯楽にすべき人たちが、とくに40代以下の世代であれば、東京人がビックリするほどテレビを鵜呑みにし、イオンモールでテレビで宣伝された服や雑貨や食い物を買い求め、テレビ局が作るドラマの劇場版をイオンシネマで見るわけである。プライドの高い東京人ほど、そんなゲスい消費文化に嫌気がさし、テレビ離れが進む。そうすると日本のコンテンツの質が一気に落ちるのは当たり前のことだ。
「90年代の若者がJ-POP全盛期を実現していたのは、ほんとうは洋楽を聴きたいのに輸入CDが高いので「代用品」を自分たちで作ったからです。いわゆるDIYカルチャーです。いまYoutubeで最新の洋楽を瞬時で聴けますよね。テレビだって地上波が欧米の猿真似をしなくても、向こうの番組がケーブルテレビで24時間見放題だし、最近ならネットフリックスですからケーブルさえ要らない、私の子世代はグローバル化してますが、田舎者をカモにしているマスコミ関係者は気づいていない。本社があるのは都心のど真ん中なのに（笑）」（東京在住40代男性）
かつての日本のコンテンツは、東京の情報感度の高い若者と、経済水準の高い大人たちが、欧米文化を輸入しつつ欧米を見習って独自昇華していたことで先進国らしい体たらくを実現していたが、鎖国の島国根性に生きる北関東あたりのマイルドヤンキーの論理に東京のマスコミがひたすら合わせて従っている無様な状況が20年くらい続いて今があるのだ。
