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2023/05/30(火) 08:57:34.154ID:o1yJaY0Mr暗闇に潜む「何か」に見られているような、そんな感覚。
そう訴えるのは、普通の男子高校生・綾瀬光太郎。彼の話を親身になって聞いているのは、幼馴染みの稗田小雪だ。
恐怖に震える光太郎を励ます小雪だったが、部活の時間だからと席を立つ。小雪は最近文芸部に転部したらしい。本と言えば動物の写真集くらいしか読まなかった彼女がなぜ？と疑問に思った光太郎は、一人でいるのが怖いというのもあって、見学を名目に部室へ同行する。
文芸部の部室の前に立った瞬間、背筋に悪寒が走る。「何か」に見られているあの感覚に、突然襲われたのだ。一体なぜ？顔色が悪い光太郎に家に帰るよう勧める小雪だが、不安だから一緒にいて欲しいと告げると、少しだけ嬉しそうな顔をする。
小雪が扉を開けると、そこには4人の女子生徒がいた。一斉にこちらに視線を向ける部員たち。その瞬間、空気が凍りつくかのような緊張感が周囲を包む。
この文芸部は、ただの文芸部ではない。その実態は、綾瀬光太郎に想いを寄せる女子生徒によって結成された「監察部」だったのだ。
光太郎を共有財産とし、常に交代で彼を監視・盗撮、資料を共有し合うことを目的として作られたこの部に、彼の来訪という激震が走った。
そんなこととは露知らず、恐怖に耐えられなくなった光太郎は思わず小雪に抱きついてしまう。
だが、独占を固く禁ずる監察部に亀裂を生むのに、この行為は十分すぎた……。
監察部の部長、光太郎のクラスメイトである美城紗霧は、抜け駆けをした小雪に「制裁」を加えることを決意するのだった。
果たして光太郎は、恐怖の監察部の魔の手から逃れることができるのか！？
って話なんだけど
面白そう？
