男「た、ただの事故なのに刑事罰…？」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
弁護士「夜中にストレス解消でスピード違反、相手の方は顔に大きな怪我、おまけに轢き逃げ…」
男「気が動転していて…その…」
弁護士「懲役五年…今回は刑事裁判ですから、慰謝料等に関してはまた別途裁判が行われます」
弁護士「もっともそちらは下手に争わず、あなたに人の心があるのならば、相手の方のご提案を呑まれて示談にすることをお勧めします」
男「……」
弁護士「相手の若い女性は左眼球の破裂…それにモデルのように綺麗な方でしたね」
弁護士「下手に裁判になれば、心象の問題で大きく相手側の優位に働く可能性があります」
弁護士「そもそも裁判で、金額を負けてくださいと相手の方に訴えられますか？ どの面を下げて？」
男「慰謝料は示談解決を目指そうと思います…」 男（もう一年か…）
男（模範囚なら三年で出られる…それでもあと二年…）
男（親類も恋人も友人も面会に来ない…当然だよな、轢き逃げ犯なんか）ﾊｧ
刑務官「お前に面会だ」
男「俺に…ですか？ 一年誰も来なかったのに…もしかして、母親…」
刑務官「…黙ってついて来い。会えばわかる」
男「は、はあ、はい」
女「……」
男（綺麗な人…知らない人だな）
男（片目に眼帯…珍しい、病気なのかな）
男「あ…」 男（片目眼球破裂…）ﾂｳ
男「あのときの事故の…」
女「弁護士には止められました。ですが、どうしても直接二人でお会いしたくて」ﾆｺｯ
男「どうして…」
女「私の人生を台無しにしたクズの面を拝んでやりたかったからです」ﾆﾏｧ
男「え、は…？」
女「男さん、私は和解金に八千万円を請求します」
男「はい…？」
男「け、桁が一つ、違いますよね…？ あの…」
女「女の顔を潰して障がい者にして人生を壊しておいて値切ろうというのですね」
女「本当に轢き逃げをなさる男性は品性下劣なクズなんですね」
男「い、いえ、でも、あの…」 男「さ、殺人でも二千万円…片目の失明は日常生活への影響が一定以内に収まるため、五百万円…高くても一千万円だと…！」
女「知っていますか？ 相手が生きていた方が高くなるケースも多いんですよ」
女「介護が必要ならば大きく跳ね上がる…」
女「特殊な治療が必要な場合は二億円近い賠償金が裁判で定められたこともあります」
女「私は、精神的苦痛と人生の機会損失を理由に、あなたから八千万円を請求します」
男「み、認められない…第一払えるわけないじゃないですか！」
男「かっ、考え直してください！ お願いします！」ｶﾞﾊﾞｯ
女「自分が障がい者にした相手から金銭を値切ろうなんて本当に浅ましい方ですね」 男「正直なところ裁判に出るしかなくなります！」
男「そもそもなんで俺から取ろうとするんですか！」
男「お、俺は、金も何もないバンドマン崩れのフリーターで…！」
男「出るわけないじゃないですか！ 八千万！ 一生掛かっても！」
女「わかっていませんね」
女「私は、あなたの人生を、台無しにしたいんです」
男「……」ｿﾞｯ
女「いいじゃないですか、裁判しましょうよ裁判！」
女「私は、私を見世物にしてても、話題性を集めてみせます！」ｶﾞｯ
女「あなたが生きるに値しないクズだと広知するための裁判を始めましょうよ！」ﾊｧﾊｧ
女「この金額も、あなたが絶対に呑めず、かつ感情的になった被害者が求める額として世間が感情として許容できる額のラインを弁護士の方と相談して決定しました！」ﾊｧﾊｧ
女「しましょうよ、裁判！ してもらわないと困るんですよ裁判！」ﾊｧﾊｧ
男「あ…あ、あ…」 >>7
まあ、裁判で賠償金確定しても
払う義務がないからね
実際被害者泣き寝入りしてるし 女「既にシナリオも弁護士の方と話して詰めてきました！」
女「エピソードトークも片目を失ったことによる被害も、弁護士の他にドラマ脚本家と相談して、心象のいい形を模索したんですよ！」
女「あなたが示談を蹴ってくれるなら、演技指導も受けるつもりです！ ありがとうございます！」
女「あなたがこの地球のどこにいても一生最悪の犯罪者として嫌われ続けるように仕立て上げる準備はできています！」
男「そんな、酷い…」
女「裁判では常套手段ですよ。弁護士の方と相談して、法的に違法がない範囲で行っています」
女「ストレス解消で人一人障がい者にしたあなたが酷いなんて、それこそ酷い外道の言い草ですね。どんどん楽しみになってきました」ﾆｺﾆｺ
男「い、いえ、言葉の綾で…」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
