ちょっとゾクっとする奇妙な話
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ちょうど通勤時間に家を出たら
近所のおっさんと思わしき人物が深々と頭下げてお辞儀してたんだよ
俺の位置からはおっさんの前付近は壁で隠れてて誰に頭下げてるのか見えなかった ちょうど通勤ルートにおっさんがいたから
ついでに誰に頭下げてるのか確認したろと思ってチラ見したらおっさんの前には誰もいなかった 畑と田んぼしかなくて人物らしきものは一切なかった
で、そのおっさんの目を見たら若干ニヤついててゾッとした
あれ以来、あのおっさんは見かけていないが恐らく近くに住んでるおっさんだと思う これは俺が小学4年の頃の話だ。
その日は友人A君の家に放課後遊びに行っており友人宅ではゲームや鬼ごっこなどをしていた。
色々遊び尽くしたあと、隠れん坊をしないかと友人Aが提案してきた 友人Aが最初は隠れる側で俺が鬼
その友人宅には仏間、親の寝室、Aの部屋、リビング、兄の部屋の計5つの部屋があった。
仏間はほぼ物置のような状態で入ってはいけないような雰囲気があった。
俺はまず、友人Aの部屋から探すことにした 友人Aの部屋にはベッド、机、物入れがあり広さは7畳ほど。
何となくベッドの下に隠れてるのではと思い、ベッドの下を見た。
すると、ふつうにAがいてすぐに鬼の番は終わった。 次は俺が隠れる側になり、2〜3分の間に隠れないといけない。
さっき言った通り、Aの部屋には5つほどの部屋がある。
さっきAがいたAの部屋に隠れてもすぐ見つかると思い、物置状態と化している仏間に隠れることにした 仏間は物で溢れかえっており、床には工具や本などが散らばっていた
俺は部屋の隅っこに身を隠し、背を壁の方に向けて蹲っていた 目を開けると何となく捕まる気がして(今となってはよくわからない考えだが)、ずっと目を閉じて隠れていた。
まさかあの仏間に隠れてるとは思っていなかったのか10分経っても見つからない。 そして、20分が経過した。
流石にこの真っ暗な仏間の中で20分もいると不気味な感じがして、見つかりたくないというよりも早く見つけて欲しいという感情になっていた そして、さらに5分経過した頃
俺の肩をトントンと叩いてきた
俺はAだと思い、咄嗟に振り返った
が、そこは壁であった。
たしかに後ろから叩かれたはずなのだが
後ろは部屋の隅っこの壁しかなく、人が入れるスペースは当然なかった。 よくよく思い返せば、俺は部屋の角の隅っこに蹲って隠れていたのだ
冷静に考えれば考えるほど恐怖感で発狂しそうになりすぐにその部屋を出た。
リビングに行くと俺を探しているAの姿が見えた。 隠れる側の人間が飛び出してくるもんだからAは何事かと驚いていた
当然ちゃ当然の話
俺はさっき起きたことをAに話して隠れん坊は一旦中断した。
2人でそのあと仏間を確認したがやはり人気はない。家には2人以外にはいないはずなので余計に不気味だった
この話に後日談はないのだけれど
恐らく俺は幽霊に肩を叩かれたのだと思う
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