喜多ちゃん「ひとりちゃーん♡」ぼっち「え、はい」虹夏「…」
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公園で最初に知り合ったのは私。
最初に下の名前で呼ばれたのもわたし。最初にSTARRYに連れてきて、結束バンドに誘ったのもわたし。
ああそれと。彼女があのギターヒーローだって、最初に見抜いたのも私だ。
そのことに、わたしはこれまで優越感を抱いていた。そう気づいたのはつい最近の事。
周りと比べたそんなアドバンテージがすっかりなくなってからのことだ。
STARRY
喜多「ひとりちゃん、今度の週末、空いてる?」
ぼっち「え、あ、はい…空いてますけど」
喜多「よ、よかったら…その、一緒に楽器屋さん行かない?最近弦の調子が悪くて」
ぼっち「え…はい、いいですけど」
喜多「ほ、ほんとっ、そ、それじゃ10時にお茶のみず駅に待ち合わせねっ」
ぼっち「は、はい」
虹夏「……」 夜
下北沢の路地
虹夏「おーい、ぼっちちゃーん」
ぼっち「…っ、え?」
虹夏「あ、ごめんねー、驚かせちゃって。コーラでいい?」
ぼっち「え?え?」
虹夏「ちょっと、話しない?」 虹夏「…今週、喜多ちゃんと楽器店行くんだって?ぼっちちゃん」
ぼっち「えっ?あ、そ、そうですね。喜多ちゃん、弦の調子が悪いからって」
虹夏「そっかー、けど2人きりでお出かけって、なんかそれ、デートみたいだよね」
ぼっち「え?い、いや、そんなことっ、だ、だって、喜多ちゃんはバンドの仲間であって」
虹夏「あーそっか、そっか。そだよね。先月は、リョウと2人で遊びにいってたもんね」
ぼっち「え、あ、そ、そですね、リョウさんに誘われて廃墟めぐりに…」
虹夏「……ふーん。そっかー」
虹夏「わたしは、ぼっちちゃんと2人で遊んだこと、ないけどな」 ぼっち「あ、え、いや、そ、そうでしたっけ…あ、虹夏ちゃん、だったら…」
虹夏「……、ぼっちちゃんさあ、キスってしたことある?」
ぼっち「え?…んっ…♡」
虹夏「…んっ…ちゅう……ちゅううう…♡」
ぼっち「んっ…んんんっ…!に、虹夏ちゃ…んんっ…♡」
ちゅ…、ちゅ…♡
わたしは焦ってた。どうしても2人より優位にたちたかった。
リョウも喜多ちゃんも大切なバンドメンバーだけど…
それでも私以上に、ぼっちちゃんと仲良くするのは、我慢ならなかった。
だって、ぼっちちゃんは、わたしの… 虹夏「んちゅ…、ちゅう…、はあ、はあ…♡」
ぼっち「はあ…はあ…、え…え…?虹夏ちゃ…え…?」
虹夏「…どうせ、したことなかったでしょ?キス。だから、ちゃんと
私が教えてあげるね?もっとオトナがするようなのも、わたしが、ちゃんと」
ぼっち「あっ…あのっ…虹夏ちゃ…、あっ…♡」
虹夏「大丈夫、怖くないよ?わたしがちゃんと…、…?」
虹夏「ぼっちちゃん…、首のあたり、赤くなってるの…、なにこれ……?」
ぼっち「っ……!」 ぼっち「やっ…こ、これは…!ち、違っ…」
虹夏「……だれ?」
ぼっち「え…?」
虹夏「『これ』、つけたのだれ?喜多ちゃん?」
ぼっち「え、あ、あの…」
虹夏「答えて」
ぼっち「……、違い…ます」
虹夏「じゃあ、リョウ?」
ぼっち「………、それも、違い…ます」
虹夏「…………そっか」
虹夏「………、おねえちゃんか」 11風吹けば名無し2023/04/29(土) 16:55:07.21ID:IhP+3on8rNIKU⋮
ぼっち「……っ!あ、あのっ…、虹夏ちゃ」
虹夏「ぼっちちゃんさあ。今から、ウチおいでよ」
ぼっち「えっ!?」
虹夏「今日は家、私ひとりだし。おいでよ?それとも…」
虹夏「おねえちゃんとは寝るくせに、わたしとは嫌だなんてひどいこと、わたしに言わないよね?」
ぼっち「…っ」
……
虹夏の家
ぼっち「はあ…んっ…やんっ…♡虹夏ちゃん…♡」
虹夏「はあ…!はあ…!」 ぼっち「はあ…やあっ…、虹夏ちゃ…♡」
虹夏「ぼっちちゃん…はあ…、おねえちゃんとはいつから?」
ぼっち「…はあ…はあっ…、んっ…♡前のライブの打ち上げあとに…、
さ、誘われてっ…!やっ…はあっ…♡」
虹夏「…はあ…はあ…、へえ、そっかぁ…、そのときからずっと、おねえちゃんとは
そういう関係なんだ」
ぼっち「やっ…、け、けど、そ、そのときだけでっ…やあっ♡」
虹夏「嘘ばっかり。『ココ』、すごいほぐれちゃってるよ?おねえちゃんに
何回も抱かれてるんでしょ?何で嘘つくの?」クチュクチュ
ぼっち「やっ、に、虹夏ちゃっ…、やあっあっあっ♡」
虹夏「…はあ…はあ…!ほんと、節操ないんだ。ぼっちちゃんって…、ほんと、最低だね…!」クチュクチュ
ぼっち「…っ♡…っ♡」 虹夏「どうせ喜多ちゃんやリョウに誘われても抱かれるんでしょ?知ってる、
だってぼっちちゃん、断れないもんね…、誘われたら誰とでもこういうことするんでしょ…!?」
ぼっち「ちっ…違っ…そ、そんなことっ…わたしっ…ひゃあんっ…♡」
虹夏「違くないじゃんっ…、今だってぼっちちゃん…私に誘われて…ホイホイ家きて…、
抱かれてるくせに…、はあ…はあ…!」
ぼっち「はあ…はあ…、ぐす…ぐす…」
虹夏「……、な、何、ないてるの…?ぼっちちゃん…?」 ぼっち「はあ…はあ…わ、わかんない…です…、けど…、に、虹夏ちゃんは…、
あの時、公園にいたわたしに声かけてくれて…結束バンドに誘ってくれて…ぐす…」
ぼっち「それに…、わたしのこと…ギターヒーローだって最初に気づいた人だから…
全部、わたしにとって大事な思い出で…、虹夏ちゃんは…、
わたしにとって…ず、ずっと…、と、特別な人だって…思ってたから…ぐす…ぐす…」
ぼっち「こ、こういうこと…しちゃうの…、いいのかなって…、そ、そしたら…わたし…」
虹夏「……、なに…それ…?なに、言ってんの…?」
虹夏「わたしだって…そうだよ…こんなこと…わたしだって…、したくないよ…けど」
虹夏「その大事な思い出をさあ!踏みにじったの、ぼっちちゃんじゃん…っ!」
ぼっち「に、虹夏ちゃっ…!、やっ…あっ…!…♡」
虹夏「はあ…!はあ…!!」
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