山田リョウ「下手だし、喋らないし、バンドも全然楽しそうじゃない。」

俺「で、でも…」

山田リョウ「作曲もしない、作詞もしない、バイトにも来ない。何なら出来るの?」

俺「でも!喜多ちゃんも初心者だし虹夏さんも作曲しないし……それに、ぼっちさんだって!あとリョウさんにお金返してもらってないですよ!」

山田リョウ「郁代は成長してるでしょ。虹夏はライブハウスのスケジュール抑えたりしてくれてるし。ぼっちは……面白い」

僕『面白いって…ハハ…』

山田リョウ「なんか言った?」

俺「い、いえ、何も…」

山田リョウ「とにかくもう出ていって。皆に挨拶だけしておいて」