木村家と家族ぐるみの付き合いがあった知人の一人が明かす。

 「子どもの頃の隆二君は、いつもひとつ年上のお兄ちゃんの後をついて回っててね。一人でおるところはあんまり見なかった。お兄ちゃんは勉強もできる優秀な子で、隆二君は末っ子だったから、お母さんからもよくかわいがられてたよ。ただね……」

 母親とよく子育ての話をしたというこの知人は、こう語り始めた。

 「昔、お母さんからこう相談を受けたことがあったんですよ。『隆二のしつけで困っているんです』と。具体的には、伝えたことが本人に伝わりにくいとか、他人と話そうとする能力が乏しいんじゃないかとか…相当悩んでましたね。『小さい子なんてそんなもんですよ』と話していたんですが、それはずっと変わらんかったみたいで、それで、小学校5年生ごろから友達の中でも浮きはじめたんですよ。

 いじめられてた、みたいな報道があったけど、いじめというより、周りから人が離れていったんちゃうかな。周囲から孤立していったという感じだから、どんどん人との接点が少なくなっていって、引きこもりがちになっていったんです」

 「息子とのコミニケーションの取りづらさに家族も悩んでいた」とこの知人は証言するのだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/04df720ed9bf3b4d8e66b532ec7ffad97b117111