与えたインパクトは相当のようだ。

 ブライトンで躍動する三笘薫は3月4日のウェストハム戦で見事なスライディング弾を決め、プレミアリーグでは今季6点目を奪取。香川真司(当時マンチェスター・ユナイテッド)と岡崎慎司(当時レスター)が持つプレミアの日本人シーズン最多得点記録に並んだ。この調子なら、ニューレコード更新は時間の問題だろう。

 そんなかか、マンチェスター・シティなどで活躍した元イングランド代表DFのマイカ・リチャーズ氏は、英公共放送『BBC』で、来月発表されるプロサッカー協会(PFA)の年間最優秀選手の最終候補にふさわしいと思われる6選手を選出。マーティン・ウーデゴー、ブカヨ・サカ(以上アーセナル)、アーリング・ハーランド(マンチェスター・C)、カゼミーロ、マーカス・ラッシュフォード(以上マンチェスター・U)という名手と共に、なんと三笘をチョイスしている。

「私が名前を挙げた他の5人のプレーヤーは、PFA年間最優秀選手の最終候補リストに載るのに疑いの余地はないが、ここでは少し大穴を選んだ」

【動画】「華麗なタッチ」と地元メディアが賞賛!三笘薫の"2人抜き"PK獲得シーン
 リチャーズ氏は、サプライズ候補だとしつつも、「今シーズンのプレミアリーグで、ミトマほどペナルティエリア内で多くのテイクオン(ドリブルでの仕掛け)を行なった選手はいない」と主張。選んだ理由をこう続けている。

「彼は日本の大学で勉強し、卒業論文の一環として選手を打ち負かす方法を学んだ。一部のアタッカーは3~4試合調子が良い時があるが、ミトマは毎週良いプレーをしている」

 ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・C)やハリー・ケイン(トッテナム)らも漏れたこのリストに名前を入れたというのは、よほどの衝撃を受けたのだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部