8歳の女の子が死亡 一般道を速度100キロ超で走行か… スポーツカーの医師(36)を危険運転致死傷の疑いで書類送検

去年6月、広島県福山市で軽乗用車とスポーツカーが衝突し、軽乗用車に乗っていた8歳の女の子が死亡した事故で、警察は、13日、スポーツカーを運転していた医師の男性(36)を危険運転致死傷の疑いで、書類送検しました。

この事故は、去年6月18日午後8時すぎ、福山市霞町1丁目の交差点で、右折していた軽乗用車と、対向車線を直進していたスポーツカーが衝突し、軽乗用車に乗っていた当時小学3年の女の子(8)が、事故の衝撃で車の外に投げ出され、全身を強く打つなどして亡くなったものです。

軽乗用車を運転していた女の子の祖父と、付近を歩いていた60代の男性も大けがしました。スポーツカーを運転していた医師の男性にけがはありませんでした。

警察は、周辺の防犯カメラやドライブレコーダーを確認するなど、捜査をした結果、福山市の医師の男性(36)が、推定速度100キロ以上の、進行を制御することが困難な高速度で車を走行させ、軽乗用車の右折を妨害する目的で交差点に進入して事故を起こした疑いがあるとして、危険運転致死傷の疑いで書類送検しました。

任意の調べに対し、男性は容疑を認めているということです。

また、警察は軽乗用車を運転していた女の子の祖父(63)についても、対向車の確認が不足していたとして、過失運転致死傷の疑いで、13日、書類送検したということです。