人間の脳は300円より298円の方が安いと認識してしまうっする
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そのせいで、ほとんどが298円のほうをとる
スーパーでよくやる価格付け方法な でもフリマアプリで298円と300円があったら300円買う ネタスレにマジレス良くないけど、
都内某観光地繁華街の自営業者なんだが、近くの裏通りでヤクザ?のバッタ屋がウチと同じ商品を3つで1000円で売ってるんだ。
ちなウチは1個330円税込み、つまりアッチの方が10円高いワケ。しかもコッチは柄種類も多く選び放題で1個1個包装されている。
ヤクザの方は商品モロ出し状態でしかも同じ物を3枚買わなければいけない。
普通に考えれば絶対ウチの方が得だってスグ判ると思うんだが、時々因縁を付けてくる客がいるだ。
曰く「アッチでは3枚1000円で売っとった。コッチも3枚で1000円にしろ!」って。
困った事に一度このモードに入ったお客さんは俺がいくら丁寧に「いやウチの方が安いですよ、1枚330円の品3枚買えば990円ですからウチの方が10円安いんです」と説明しても納得しない。
もう脳が「コイツ理屈で誤魔化そうしているに違いない」って完全防御体勢になっているらしく俺の言い分を一切聞かない。
判を押したように同じ返事が返ってくるだ。
「ホンマ東京のモンは心意気ってのが無いな!商売は損して得取れや!アッチがコッチより安ぅしたらコッチも同じ値段にせんから勝てへんのや!だからダメなんや東京は。そんなん関西では通用せえへんで!」
そう、コレ言ってくるのほぽ100%関西のオッサンなんだ。たぶん「汚い状態でまとめ売りしてる方が安いに決まってる」って脊髄反射で反応してしまっているのだろう。
ウチの近所でウチより高い値段でヤクザバッタ屋が同じ物売り出した時はスグ居なくなるだろうと思ったが、数十年同じ場所で路上販売続けている理由もコレなんだろう。
ウチより安く仕入れてウチより高く売る。笑いが止まらないぐらい儲けているんじゃないだろうか?
ウチのこの手のオッサンが現れるのはせいぜい月に1人程度だが、アッチの露店にはもしかしたら1日何人かその手の客が来るのカモ知れない。
そして俺の店を指して「商売の下手な店やな」とヤクザ露店商に笑いかけて去っていくのだろう。ヤクザに心の中で「バカはオマエだよ」と笑われながら。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています