2023年04月07日

僕、パズルゲームが苦手なんですよ。「このキャンディーをこっちに並べたらクリアできますよね」ってわかった瞬間に、もうパズルを再現するための作業になっちゃうんですよね。

それで言うとゼルダ(『ゼルダの伝説』シリーズ)も苦手です。例えば、「10回連続でマスを飛び越えれば成功。途中で失敗したらはじめからやり直し」とかあるじゃないですか。これパズルゲームと同じで"やらされている感"が強すぎる作業だから、途中で飽きちゃうんです。

「ブレス オブ ザ ワイルド」(『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』)もやったんですけど、コントローラーを傾けて球を転がす「ミャマ・ガナの祠」ってステージで詰んで詰んで「このクソゲー!」って辞めちゃいました。

練習すればクリアできるはず!と思ったけど「この先にもこんな作業がいっぱいあるんですよね。それって時間の無駄じゃん」ってなっちゃうんです。

ただ、ゼルダやマリオシリーズの生みの親である宮本茂さんは、間違いなく優秀だと思っています。ゼルダやマリオ以前のゲームって、ほぼ直感的な操作ができなかったです。

それこそファミコン以前のゲーム機は、ほとんどがコントローラーが使いづらい問題がありました。十字キーじゃなくって、ボタンが4つ並んでるだけ。プレイヤーが思った通りに動かなすぎて、それだけでクソゲーだったんです。

一方、宮本さんが作ったゲームは、十字キーとA・Bボタンの操作に対し、キャラクターが丁寧に合わせて動いてくれる。ラグもありません。なので、ゼルダは「盾を構え、ダッシュして敵の後ろにまわって倒す」といった爽快感のあるアクションが旧作からずっと楽しめます。そして、先に進めばプレイヤーは"上手くなってる感"をちゃんと体験できる。ファミコンの操作性と、このようなゲームデザインした宮本さんの功績は本当にすごい。

つずき
https://wpb.shueisha.co.jp/news/entertainment/2023/04/07/119055/