海上自衛隊舞鶴地方総監部(京都府舞鶴市)
 海上自衛隊舞鶴地方総監部は27日、部下隊員の男性にセクハラ行為をしたとして、同総監部の50歳代の男性3等海佐を停職6カ月の懲戒処分にした。

 同部によると、3等海佐は2021年6月30日から7月21日まで、当時所属していた舞鶴基地に在籍する部隊の職場で、部下隊員と通路ですれ違う際などに複数回にわたって股間や臀部(でんぶ)を触った。3等海佐は「着任した隊員の緊張をほぐそうと、冗談のつもりで行為を続けてしまった」と説明しているという。

 また、同総監部は舞鶴教育隊の50歳代の男性尉官を情報保全違反で2カ月の減給処分にした。尉官は17年4月と18年3月、当時所属していた別の部隊で、確認を怠って部隊運用に関する秘密が含まれたデータを自衛隊外にメール送信した。送信は保全監査隊が遮断し、情報の外部流出は起きていないという。