大濱松三は1928年(昭和3年)6月4日、現在の東京都江東区亀戸の書店経営者の次男として生まれた。

子供の頃は明るく活発で、学業成績も良かった。しかし1938年(昭和13年)頃、近所の吃音症の子供のまねをしているうちに自らも吃音症を発症、以来無口で内向的になった。

その後、千代田区神田の旧制錦城中学校(旧制中学校)に進学。中学1年の時、国語の授業で教科書を読まされた際、途中でひらがなが読めず放棄するという屈辱的な体験をした。それ以降、大濱は強い劣等感を持つようになり、勉学への意欲も失って成績も落ちた。そして、次第に無口で暗い性格に変わっていった。



現在、大濱は日本最高齢の死刑囚として生きている