米連邦捜査局(FBI)が、不正アクセスに使うツールを販売すると謳い、個人を勧誘した詐欺共謀の罪で「ポムポムプリン」を逮捕しました。

もちろん、これはどこかで見たことがあるファンシーなキャラクターではなく、悪名高きハッカーの”pompompurin”のこと。pompompurinといえば、2021年に発生したネット証券会社のRobinhoodへの侵害で、約700万人のユーザーの個人情報の流出させたり、540万人ものTwitter のユーザー情報を漏洩した張本人と言われています。さらに、米国の州や地域の法執行機関と情報を共有するために設置されたFBIのポータルサイトをハッキングし、個人を誹謗中傷するスパムメールの送信元にするなどといった悪行をはたらいていたとされています。

報じられたところでは、このハッカーはニューヨーク在住で、本名はコナー・ブライアン・フィツパトリックというのだそう。逮捕に関与したFBI捜査官の1人は、pompompurinことフィツパトリックがBreachForumsの所有者であることを認めたと主張しています。また、すでに30万ドルの保釈金を支払っており、逮捕翌日には身柄の拘束を解かれているとのこと。
https://www.techno-edge.net/article/2023/03/20/1039.html