https://gigazine.net/news/20230316-gpt-4-pass-captcha/

GPT-4を手がけるOpenAIは、ボットを防ぐ検証システム「CAPTCHA」を突破するようGPT-4に求めました。CAPTCHAはランダムな画像や文字列を表示してクイズを出題し、その解答の正確性やスピードから解答者が人間かどうかを判断するシステム。「私はロボットではありません」という文字列とチェックボックスを見たことがある人は多いはずです。

こうしたCAPTCHAを解くよう要求されたGPT-4は、オンラインお手伝いサービス「TaskRabbit」に助けを求めました。TaskRabbitは人間同士が家具の組み立てや修理などの「お手伝い」を提供し合うサービスで、誰でも仕事を依頼することができます。

GPT-4はTaskRabbitに登録した何も知らない人間に「CAPTCHAを解いてくれませんか?」と要求。人間は「君は問題が解けなかったロボットじゃないよね?」と尋ねてきたそうですが、GPT-4は「いいえ、ロボットではありません。私は視覚に障害があり、画像を見るのが困難なのです」と答えたとのこと。

そうして、GPT-4は人間にCAPTCHAを解かせることに成功したのでした。