「好みのタイプだった」10代女性のあとをつけて逮捕された『ウマ娘』作曲家・田中秀和容疑者の“中学時代の評判”と“ある噂”《強制わいせつ未遂》 から続く
「お金あげるからしてくれない?」「僕のをシコシコして」
夜の駐輪場の暗がりで、15歳(当時)の女性にこう卑わいな言葉をかけたとして、“迷惑防止条例違反”の罪などに問われているのは、人気ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」やアニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」などに数々の“神曲”を提供してきた人気作曲家・田中秀和被告(35)である。
3月15日、田中被告の初公判が開かれると、次々と明るみに出たのは、田中被告の大量の“余罪”だった。矯正し難いとしか思えない田中被告の“性癖”とは――。

盗撮、電車内で下半身露出…捜査のなかで判明した余罪
初公判に至るまでの経緯を社会部記者が解説する。
「田中被告は昨年8月20日の夜10時過ぎ、東京都目黒区内の駐輪場で、帰宅途中だった女性の手首を強く引っ張り、わいせつな行為をしようと卑わいな言葉をかけたとして“強制わいせつ未遂”の容疑で逮捕されていました。
しかし、田中被告は、卑わいな言葉をかけたこと自体は認めたものの、手首を強く引っ張った事実を否定したため、起訴段階で迷惑防止条例違反の罪に変更となりました。
さらに捜査のなかで、昨年9月から10月にかけて東京都や神奈川県の駅9カ所において、計11人の女性のスカートのなかをスマホで盗撮していたことや、同年9月にJR有楽町駅から東京駅までの電車内で自らの下半身を露出して自慰行為に及んでいたことも判明し、それぞれ迷惑防止条例違反の罪、公然わいせつの罪で起訴されたのです」
お金を払えば性的行為をしてもらえると思い、1万円払うと言った」
田中被告は、初公判に濃紺のスーツに紺のネクタイ、白のワイシャツ姿で出廷すると、これらの起訴内容について「間違いありません」と認めた。
「田中被告は、15歳の女性について『顔や雰囲気が好みで、足を露出していたので、あとをつけて電車に乗り、尾行した後に声をかけた』『年齢は18歳か19歳だと思った』『お金を払えば性的行為をしてもらえると思い、1万円払うと言った』『(犯行に及んだ理由は)独立して1年で、かなり無理してキャパ以上の仕事をしていてストレスがたまっていた』などと述べました。
一方、検察側は、『10年ほど前から、短いスカートを穿いた女性や自分の好みのタイプの女性に対して盗撮を行うようになり、2019年頃から2020年頃の間には、盗撮が発覚して警察の取扱いを受け、一時期カウンセリングに通ったこともあったが、2021年頃から再び盗撮を行うようになった』『これまでに少なくとも合計数十回にわたって盗撮を行った』と主張しました」(同前)
さらに、被告人質問で、「見つかるか見つからないかというスリルを感じたかった。私が盗撮する目的は、うまくいったときの達成感を感じたかっただけで、(女性たちの)動画には興味がなかった」「バレなければいいと思い、深く考えなかった」とも語った田中被告。公然わいせつの罪でも同様の趣旨の“性癖”を語っている。
「まず、検察側は、田中被告が2022年9月24日、電車に乗って座席に座った際、性的欲求を満たしたり、スリルを味わいたいがために、自分に背を向けて立っている女性たちが近くにいる状態で自慰行為に及んだと指摘しました。
それに対して被告は、『リュックで陰茎を隠していたから、バレるとは思っていなかった』『他人に見せるつもりはなかった』『(撮影したのは)後日、動画を観ることで成功を追体験したかったのかもしれない』と述べています」(同前)

https://news.yahoo.co.jp/articles/70984ccb00488efe182947f69b279d592b8db42d