最強の暗殺者

「俺は最強の暗殺者、生まれて30年殺人しかしたことが無い」

最強の暗殺者は孤独だった。生まれた瞬間に父も母も兄も弟も全て殺した。
全ての人間を殺した。
殺人しか知らなかった。

呼吸するように殺人するそれが彼の全てであった。

一方その頃、アフリカ・ギアナ。
聖なるガンジス川のほとりでは修行僧が今日も修行を積んでいた。
「アロハ、最強の暗殺者を殺せそれがお前たちの修行となる」
教祖は信者に命じた。

その時、宇宙が消滅し新たな宇宙が誕生した。
世界は巡り新たな世界へと到る。
人は新たなる次元へと目覚め。
未来は過去に過去は光に光は波動となった。
波動と呼ばれる存在はやがて質量を持ちそして人を繋ぐ。
その瞬間全てが理解された。
そうかこれが世界の答えだ。

最強の暗殺者はその時力を使った。
戦いは始まった。
小さな宇宙と巨大な宇宙がぶつかりあう。
大きさに意味はなかった。
意味は結果を生んだ。
そして終わった。
その時が来たのである。