2023年2月20日、ノーカットニュースなど複数の韓国メディアは、大地震により4万6000人を超える死者が発生したトルコ・シリアに世界各国からの支援物資が続々と到着する中、韓国国民が大量に送る「スパム」が“厄介者”として問題になっていると伝えた。

記事によると、駐韓トルコ大使館は「トルコ人の多くは豚肉を食べないが、韓国から送られてくる缶詰のほとんどに豚肉が使われているため現地で大量に余っている」と説明した。こうした状況を受け大使館側は、個人からの食料品寄付の受け付けを停止することを決めたという。

トルコの人口の90%以上がイスラム教徒で、豚肉だけでなくハムやベーコンなど豚肉の加工品を食べることも禁止されている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「贈りもの(支援物資)は自分があげたいものをあげるのではなく、相手が必要としているものをあげるべき。そうでないとただの荷物になるだけ」「外交的支援もまずは文化を理解することから」「宗教的なものは無視できない」「今後はちゃんと考えた上で支援しよう。イスラム教徒にハムを贈るのは侮辱」など理解を示す声が上がっている。

一方で「いくら食料が不足していても宗教のために食べないなんて…」と驚く声や、「スパムは救助活動を手伝いに来た外国人に食べさせればいいのでは?」「支援物資を募集する際に注意書きをしておいてほしかった」などと指摘する声も見られた。

https://www.recordchina.co.jp/b909534-s39-c30-d0191.html