タモリが、2月18日に放送された特別番組『タモリのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、現代の言葉遣いへの苛立ちを語った。

 タモリは「テレビを見ていて、言葉遣いが癪(しゃく)に障ることがある」と告白。

 たとえば新幹線が動かないことを伝えるニュース中継で、「困っている人がいました」と伝えることは、当たり前なのでわざわざ話を聞くまでもないとの持論を披露。

 また「ごはん “とか” 食べて」という表現には、「“とか” ってことは、ほかにも何かあるということ。関連させることを言え」とダメ出し。

 店員から言われる「カツ丼になります」という表現には、「カツ丼になっているものが運ばれてきている。“なります” なら、パン粉とか卵とか(具材を)用意して」と話していた。

 タモリの話に、SNSではさまざまな意見が寄せられた。

《『カツ丼』になりますに怒るタモリさん タモリさんの真骨頂》

《日本語の「なります」問題私も気にしたことあるけどこんなちゃんと考えたこと無かったからめちゃおもしろい笑》

《カツ丼になりますの模範解答を言ってくれるタモさんに拍手 本当にそう いつも外食行くとモヤモヤする笑》

「タモリさんは同番組で、年齢を重ねての変化も話していました。

『高校生のときは桜が咲いても何とも思わない。でも、年を取ると桜に感情が入ってきたりする。砧公園の桜を見に行くと(人)それぞれが飲んだり、子供たちはボールを投げて遊んだりしていて、“これが極楽だよね” って』と気づいたという。

『高校のときは思わないんだけど、“普通が貴重” って感じる』と明かしていました」(芸能ライター)

 77歳のタモリならではの興味深い話だ。