桜「八百屋さんに行ったらお店の人に『お兄さんかい?仲がいいね』って言われて」

知世「あら」

桜「小狼君と一緒に来るの初めてだし仕方ないよねって思ったんだけどわたしってそんなに子供っぽいかな…って落ち込んじゃって」

知世「それは少し悲しいかもしれませんわ」

桜「そしたら小狼君が横からサラッと『妹じゃなくて婚約者なんです』って笑いながら言ってくれて!」

知世「まあ」

桜「わたしすっごく嬉しくなっちゃってその日ずっと小狼君に引っ付いてたの。勿論お風呂も寝る時も」

知世「あらあら」

俺「……異常にくっついてきたのはそういう理由だったのか」

桜「うん」

俺「ていうか、それ本人の前でする話か?居た堪れないんだが……」

桜「あ、小狼君照れてるの?可愛い~」

俺「あのなあ…」