大阪市福島区の関西将棋会館で10日指された第81期名人戦C級1組順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)で、日浦市郎八段(56)がマスクから鼻を出したまま対局しようとし、警告にも応じなかったとして反則負けの判定を受けた。将棋の棋士がマスクの着用方法を理由に反則負けとなるのは2例目。

日本将棋連盟が新型コロナウイルス感染防止対策として2022年2月から施行した臨時対局規定では、健康上の理由で事前に届け出ている場合を除き、「対局中は、一時的な場合を除き、マスクを着用しなければならない」とし、違反すると反則負けになると定めている。

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