ロシアのプーチン政権は、ウクライナのゼレンスキー大統領の訪米を「停戦」に逆行する動きとして苦々しく見詰めた。

2月からの侵攻で、ロシア軍の人的損害や兵器不足が深刻になる中、一方的に「併合」した東・南部の現状を維持したまま、ウクライナを対話のテーブルに着かせる役割をバイデン米政権に期待していたからだ。

ゼレンスキー氏は平和の実現に向けて10項目の条件を提示しているが、ウクライナの領土回復など、ロシアには受け入れられないものばかり。プーチン政権は動員令や戒厳令で事実上の「戦時体制」に移行し、長期化に備えている。


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