今年いっぱいで歌手活動を休止する氷川きよし(45)が14日、東京国際フォーラムで毎年恒例の冬コンサート「きよしこの夜」を開催した。活動休止前ラストとなる公演で、前日13日と合わせて計1万8000人を動員。MCでは「多くのお客さまのおかげで22年間やってこられた。どうぞお元気で!」とファンに呼びかけた。

 デビュー曲「箱根八里の半次郎」からスタート。途中2度衣装を替えながら自身の演歌歌手としての歴史を振り返るように歴代のヒット曲を披露した。

 前半ラストには「氷川きよし業をやらせていただいたKiina(キーナ)でございます」とあいさつ。「2000年に氷川きよしとしてデビューし、ここ『甲州路』でお別れです」と語り、同曲を歌唱した。

 後半になると一転。「限界突破×サバイバー」など、従来の演歌歌手の枠にとらわれないロックやポップスが並んだ。衣装も前半の紋付きはかまや着流しとは対照的。足元をハイヒールで固め、深いスリットから黒ストッキングの太腿がのぞく銀ラメのド派手スーツなどで「後半は今の思いを伝えられる曲を選んだ」との言葉通りのステージとなった。

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