さっき規制かかってたけど映画の感想書いてく【ネタバレあり】
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
見てきたのはお察しの通りすずめの戸締りです
さっきは規制かかって書けませんでした
見ようとしてくれた方すみません いきなりだけどネタバレする
大まかなストーリーラインを説明します
ある日要石を抜いてしまった主人公、すずめ。
これが原因で各地で地震が起きるようになる
これを鎮めるべく、彼女と、椅子になってしまったイケメンの旅路が始まる、といったものだ この映画の最初に印象に残った映像、それは草原に浮かぶ寂れた船だ
不幸なことに、私には見覚えがあった。
そして、この映画がどんなものなのか一発でわかる代物だった
それを見てるすずめは幼いころの姿だ
どうしてもそれを自分と重ねてしまった 彼女の吐く息は白かった
しかし一面には緑が広がる
そんなちぐはぐな情景が、あの日の寒さをどうしても思い起こさせた 私自身は内陸に住んでいたため、全て流されるなんてことはなかったが、暖房の無い体育館にあつめられ、親が迎えに来ている同級生を横目にじっと待ち続けている恐怖を覚えている 前半の描写一発で私はすずめに酷く感情移入してしまった。
こんなものを東北で見せるなんて半ばテロである。そう思うほど私には強烈に感じた。 とはいえ、この映画は「君の名は」ほど多くの人間に称賛はされないだろう
でも一部の人間には痛烈にささるし、それで良いのだとも思う まぁそんな過去の夢のようなできごとが終わり、彼女はなんやかんやあって各地の地震を鎮めに行く。
宮崎から出発し、最後は東北、宮城が終着点の、短く、長い旅だ
そんな旅、一人で出来るわけがないと心配していた。しかし彼女は現地の人と仲良くなってうまく困難を切り抜ける しかし、心配していたのは私だけではない。一人ですずめを育ててきた、玉城さんも同様であった。
彼女は被災したすずめを引き取り、映画の主人公を張れるほどの美人にそだてあげた素晴らしい人物だ
当然彼女はすずめを追いかける すずめの旅は危険な旅だ。各地の地震を鎮め、さらに新しい目的もできている。
しかしそんなこと、周囲には分からない。彼女の身を案じ、家へと連れ戻そうとする
すずめは断る。日本を救うため、人の命を守るため、大切な人を取り戻すため、でもそんなことは説明できないので
「重い」と断ったのだ 親の感情を重く感じる、これもとても共感できるものだった。
そしてこれは「言ってはならない発言」ということも知っていた。
突然、玉城の感情が溢れだす
「もっとやりたいことがあった
結婚もしたかった
自由に生きたかった
それを犠牲にした結果がこれなら、あなたに捧げた12年は無駄だった」
と この発言は酷く私の心に刺さった
覚えがあったからだ
私の家庭は女手一つで私を育て上げてくれた。
いわゆるシングルマザーの家庭だった
本来であれば二人で注ぐ愛情を一人で注ぐのだ
重くない訳がない
しかし、そんなもの、子供にとってはよく分からないのだ 自分を犠牲にしてまで他者を救うということが理解できない
すずめも、私も(今も)、自分のことで手一杯だ。
最後にすずめはこう言ってしまう。
「あなたが拾ったんでしょ」
ああ、言ってしまったか……
そのとき私は謎の虚脱感に襲われた
私にも似たようなことを言った経験があった これは誰しも似たようなことを言った経験があるのではないだろうか
まぁこんなこと書いてる私は相当マザコンを拗らせてるのかもしれないので当てはまらないと言う人もいるかもしれんが まぁこんな長文感想してまで何を言いたかったのかとゆーと
ネタバレしてる人間が言うことじゃないのかもしれませんがすずめの戸締り見てください
あなたに刺さるかは分かりませんが刺さる人は死ぬほど刺さります
私は死んで常世に行きました この感想では恋愛描写の方についてはほとんど触れてません
誰かが言ってるでしょ
個人的には親子のつながり方ってのも注目して見て欲しいです
それでは私は懐メロ聞いてきますのでさようなら ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています