ぼっちちゃん「喜多さん本気でやってます?」ギロっ喜多ちゃん「ご、ごめんなさい…」
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ジャンジャン♪ジャッ
喜多ちゃん「あっ」
ぼっちちゃん「……」ハァ
喜多ちゃん「ご、ごめんなさいまた同じとこで…指がこここんがらがっちゃうのよね~」
ぼっちちゃん「……いいから続けてください」クイッ
喜多ちゃん「あ、はい…」ジャンジャン♪ ぼっちちゃん (ひとに教えるのがここまで苦痛だとは思わなかったなぁ…
最初のうちは喜多さんのミスも笑顔で誤魔化されてきたけどいまは一回ミスされるごとにイラついてしまう…) イライラ
喜多ちゃん「え、えーとここなんだったかしら」えへへ
ぼっちちゃん「っ…!だからこうですよっ!」ジャジャジャンっ♪
喜多ちゃん「あ、そっか…何度もごめんなさい後藤さん…」
ぼっちゃん「……チッ(小声)」
喜多ちゃん「……っ」ビクッ 虹夏「じゃあ前回に引き続きみんなで合わせてみようかー」
リョウ「だんだん形になってきた」
喜多ちゃん「わ、わたしもたくさん練習してきましたっ!」
ぼっちちゃん「…ふーん」じろっ
喜多ちゃん「あっえっと…だからこれからも練習がんばります」ビクッ
虹夏「?うんうんそうだねっ」 虹夏「1、2、3!」タンタタタタンッ!
喜多ちゃん「(失敗しないようにしなきゃ…失敗しないようにしなきゃ…)」ハァ…ハァ…
リョウ「(……?)」
ぼっちちゃん「……」じぃ~ 喜多ちゃん「~~~♪(ここ…ここが難しいのよねいつも…!しかもいまは歌をうたいながら…!慎重に…慎重に…!)」
ぼっちちゃん「………チッ」ジャンジャンジャジャジャン!!!
喜多ちゃん「!?(私のギターをかき消した!?)」
虹夏「(ええっ…?)」
リョウ「(ぼっち急に独りよがりな演奏に…)」
ぼっちちゃん「……っ!」ジャジャーン!(演奏終了) 喜多ちゃん「あ……あ…っえっと後藤さんこれは…」ビクビク
ぼっちちゃん「………」ツカツカツカ、肩ポンっ
ゴニョゴニョゴニョ
喜多ちゃん「ヒィっ!」ビクンッ!
リョウ「2人ともどうしたの」
虹夏「なんかさっき変だったよね?なにかあった?」
ぼっちちゃん「い、いえ~?なにも…?」へにゃっ
喜多ちゃん「え、ええ!アドバイスもらっただけです!心配ありませんっ!」ニコッ 駅のトイレ
喜多ちゃん「オエエエ!」びちゃびちゃ
水ごくごく…
喜多ちゃん「ストレスが…辛いわ…このままじゃ胃に穴が空くのも時間の問題……で
も後藤さんも私にギターを上達してほしいからあんなプレッシャーをかけてるんだし…」ゼェゼェ…
スクッ
喜多ちゃん「もっと…もっと頑張らないと…!」キターン! それからしばらく後
虹夏「じゃあ次のライブに向けて最後の練習するよー!」
リョウ「自信あり」ふんすっ
喜多ちゃん「……」
虹夏「大丈夫喜多ちゃん?緊張しすぎないでね?」
ぼっちちゃん「……(無言でギターいじり)」すーん
喜多ちゃん「任せてくださいっ!」 虹夏「いくよっ!1、2、3!」タタタタターン!
ジャジャジャーン♪
リョウ「(あれ…これって…)」
ぼっちちゃん「……!?」
虹夏「(喜多ちゃん…!格段にうまくなってる!)」
喜多ちゃん「~~~♪(調子いいわ!)」ジャジャーン♪ ぼっちちゃん「……っ!」ジャンジャジャ…!
虹夏「……(ぼっちちゃん)」チラッ
リョウ「(ダメだよ、熱くなって演奏乱したら)」フルフル
ぼっちちゃん「~~~っ!」カァァァァァ////
喜多ちゃん「~♪(思ったように音が出る…!ギターってたのしいわ!)」 ぼっちちゃん「……唯一の特技であるギターで足を引っ張る私なんてこのバンドに必要ないですよねすみませんすみませんいままで調子乗ってました」ブツブツブツ
虹夏「あちゃー案の定かー明日本番なのに落ち込んじゃったよ」
リョウ「上手くなってえらい」なでなで
喜多ちゃん「はいっ!ありがとうございます先輩っ!……あのね、後藤さんっ」てってって ぼっちちゃん「あ…あひ…(き、きっと仕返しされる…)」ブルブル
喜多ちゃん「後藤さんのおかげでこんなに上達したわ!これからも練習の付き合いよろしくお願いしますっ!」キターン
ぼっちちゃん「!!!」
虹夏「うんうん2人で高め合っていこうっ」
リョウ「切磋琢磨」
喜多ちゃん「よろしくねっ?」握手を求める手 ぼっちちゃん「あ…あああああ!」きゅ~ばたんっ!
喜多ちゃん「ちょ!後藤さん!?泡吹いて倒れちゃった!」
ぼっちちゃん「(こ、これが本物の陽キャ…!私など打首にすればいいものを……か、かなわない…)き、消えてなくなりたい~!」ぶくぶくぶく
リョウ「相変わらずぼっちはおもしろいなー」
虹夏「うーん明日のライブ大丈夫かな~💦」
完 喜多ちゃん「わたしのお友達紹介するね!」
ぼっちちゃん「ぐふっ」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています