0001以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2022/11/12(土) 13:33:32.326ID:DYrOi9Cm0覚醒剤を知ったのは20歳を過ぎた頃。10代の終わりに子供を産み、子育て中、友達から久しぶりにカラオケに行こうと誘われて。母も、たまには息抜きしてきたらと言うので出かけたら、待ち合わせの場所に男性がいた。不審に思って友達に電話すると、大丈夫だから来てと言われ、車で連れて行かれた先がホテルでした。
部屋には友達と友達の彼がいて、注射器もあった。怖くて、嫌だと言っても帰してくれない。1回やったら帰してあげるという言葉を信じて注射されたら、自分でもびっくりするほど心臓がバクバクして、過呼吸みたいになって倒れちゃって。みんなも驚いて急いでそこを出た。マンションの一室に運ばれ、たぶん、また打たれて。そのあたりの記憶は定かではないんです。
「覚醒剤やめますか、それとも人間やめますか」というコピーがありましたが、自分はもう人間じゃなくなっちゃったのかなって。そう思いながら、ぼろぼろの状態で逃げ帰りました。
親は心配したけど、なぜか話せなかった。心配かけたくなかったし、こっちも甘かったと思うので。あの時、親に話せていたらまた違ったんですけど。あれで世界が全く変わってしまいました。
高校生の頃、私、少年鑑別所に入ったことがあるんです。女子高生目当ての犯罪の手伝いです。みんなしていたから私もつい。クスリを誘った友達は鑑別所で知り合った子です。いい子だし、まさか覚醒剤をしているとは思いませんでした。
ホテルでの一件の後、普通の生活に戻ったある日、母と大げんかし、ヤケになってその友達に連絡してしまった。うちは、はたから見れば良い家庭と思われていましたが、母との関係はいつもピリピリしていた。「わかってもらえない」という抑圧された感情が、常に自分の中にはあったのだと思う。注射されると体が楽になり、その快感が体に根付いてしまった。そこからストーンと落ちるのは、本当に早かったですね。
その友達のことはすごく恨みました。でも、主人と別れた後、別の男性との間に次の子供が生まれた時、なぜか過去のすべてを受け入れられる気持ちになった。この子が生まれてくれて良かったなと。
母との関係もまともになった気がします。いろんな経験をして、自分では意識せず、消化できない感情があるのがわかりました。
今回、いろいろあって3度目の入所となってしまったんですけど、自分がいかに狭い考え方をして生きてきたかに気づいた。
自分で自分を勝手に苦しめて、その抑圧が怒りとなって爆発し、周囲も苦しめていた。
いけないのは自分。それに気づきました、はい。両親を大切にしたいし、自分が変われば覚醒剤をやめることが必然的についてくる。そんな気持ちになっています。
https://www.yomiuri.co.jp/topics/20210401-OYT8T50009/amp/