黒歴史を晒すスレ
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裏不無とかいうけいおん!のSSを書いて自演しまくって自分を褒めまくったこと
それを何回か繰り返してしまった
思い出す度にイーッッ!!ってなって身体震えるくらい嫌な感情溢れる 初カキコ…ども…
俺みたいな中3でグロ見てる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは
今日のクラスの会話
あの流行りの曲かっこいい とか あの服ほしい とか
ま、それが普通ですわな
かたや俺は電子の砂漠で死体を見て、呟くんすわ
it’a true wolrd.狂ってる?それ、誉め言葉ね。
好きな音楽 eminem
尊敬する人間 アドルフ・ヒトラー(虐殺行為はNO)
なんつってる間に4時っすよ(笑) あ~あ、義務教育の辛いとこね、これ 俺は知ってるよ
ここにも書けないくらいもっと酷い黒歴史があるってことくらい >>4
ぶっちゃけうんこ漏らしたことよりキツい
うんこ漏らしたのは誰にも見られなかったから >>5
書いてくれよ
俺よりキツい黒歴史を見て安心したいからこのスレ立てたんだから >>9の読んでみたけど呼吸困難になる
動悸が凄まじい
共感生羞恥で死にたい人は是非見てくれ…… 律「ん?どうしたんだ唯?」
澪「熱でもあるのか?」
唯「だからぁ、もううんざりなんだよ」
唯「女子高生ごっこは!!」
紬「あらあら、黄色い救急車でも呼んだ方がいいかしら?」
梓「ゴクリ……」
唯「とぼけるのはやめようよ……わたし知ってるんだよ?」
唯「みんな能力者なんでしょ!?」
律澪紬梓「!!」
唯「あれ?みんなどうしたの?」
澪「ゆ、唯……ちょっとおかしいぞ」
律「とりあえず、その手に持ってるギターを置け」
梓(やっぱり、唯先輩も……)
唯「どうやら一匹ムラムラしてしょうがない馬鹿がいるみたいだね……」
梓「!」 2009年でワロタ
この頃のVIPは今のなんGくらい盛り上がってたよな >>12
くぅ~疲れました笑えないくらい恥ずかしいからやめろ 律澪紬梓「!!」
唯「あれ?みんなどうしたの?」
澪「ゆ、唯……ちょっとおかしいぞ」
律「とりあえず、その手に持ってるギターを置け」
梓(やっぱり、唯先輩も……)
唯「どうやら一匹ムラムラしてしょうがない馬鹿がいるみたいだね……」
梓「!」
唯「死ねェェエエエ!!!ゴキブリがああああ!!!!」
ガンッ!!!!!
唯「!」
梓「ハァ…ハァ…危なかった…」
梓はとっさに出した『フェンダー・ムスタング』で防御し、難を逃れた
唯「さすがあずにゃん……このスピードについてこれるなんて」
紬「唯ちゃん!危ないからギターを振り回すのはやめて!」
唯「沢庵は黙ってな!ここからがお楽しみだよ」
紬「たく……あん?」プルプル
唯「ハァァアアアア!!!」
梓「なに!?この熱は?」
唯「わたしの能力は……炎!!」 ちょっと誇ってるからこういうスレ立てちゃうんだろ? 唯「ふふっ…確かあずにゃんのギターは氷だったよね…」
梓「どうしてそれを!?」
唯「あずにゃん相性が悪かったね………さよなら!」
澪「梓!」
バチバチバチバチッ――――
唯「!」
唯「手……手が痺れて……この能力は」
澪「唯!もうやめるんだ!」
唯「やっぱり……澪ちゃん」
澪「争いはよそう…仲間だろ?」 >>18
傷の舐め合いしたいのと共感生羞恥で死んでほしいからだよ さっきから貼ってる奴マジでやめろ
スレそっ閉じするわ泣きそう 荒らしとかハマってたけど別に誰も通りそうな道だし
>>1には敵いそうにないな 個人的には二作目のあとがきが好きだぜ
↓
わざわざ付き合ってくれてありがとう
正直今回は駄作だった。一応29日に書くって言ったから勢いで載っけた
3部は書くかわからん………
ちなみに現在の戦闘力
唯 通常 80万 裏不無 210万 裏不無3倍バグ 416兆
澪 通常 1800万 裏不無 3億1000万
律 通常 90億 裏不無 420億 裏不無3倍 3600億
紬 通常 65億 裏不無 355億 裏不無3倍 2200億
梓 通常 103億 裏不無 625億 裏不無3倍 4500億
憂 通常 150京 裏不無 不明 唯「相変わらず、澪ちゃんはおめでたいね」
唯「頭の中でお祭りでもやってんのかな?そんなんだから在日なんだよ!」
澪「くっ………」
ピロリロリンピロリロリン♪
梓「こ、この音色は……」
紬「澪ちゃん梓ちゃん!援護するわ!」
澪・梓「力と体力が上がっていく!!」
紬「早くその池沼を縛りあげてちょうだい!」
唯「よけいなことを……」
紬の能力は癒し(ヒーリング)
その効果、範囲、人数はすべて紬の奏でる演奏でコントロールされている
それにより、かなり難易度の高い能力が要求される
だが、戦闘員ではないため物理攻撃ができない
唯「!」
唯「か、体が……息も……」
紬「唯ちゃん!これがあなたのレクイエムよ」
梓「澪先輩!今しかないですよ!」
澪「ああ、一発で塵にしてやる」バチバチッ
澪・梓「はぁあああああああ!!」
2人は巨大な冷気と電気を溜めはじめた これくらいなら現在進行形でやってる奴いるだろ
問題は肯定してくれる仲間や友達がいるかどうか 紬「2人とも早く!!もうもたないわ!」
澪「ダメだ。まだパワーが足りない……」
梓「律先輩!手伝ってください!」
律「………できない」
梓「どうして!?」
律「わたしには、近・中距離戦の戦闘はできないんだ…」
澪「梓……律は『遠距離戦』の能力者なんだ……」
澪「律の能力は『爆撃』近い距離や室内で使うと味方まで巻き込むんだ」
梓「じゃあ2人でいきましょう!」
澪「ああ」
唯「………」ニタリ
澪・梓「いっけぇぇええええええ!!!!」
2つの巨大なパワーボールが唯に目掛けて飛んできた
当たればただではすまない……
ドゴォォオオオオオオオオオン!!!!!
澪「やったか!?」
梓「まだ……生きてる!」 唯の回りは赤色の妖しいオーラで包まれていた
唯「まさか、これを使うとは思わなかったよ」
澪「く、狂ってやがる!」
梓「あれを使うなんて……」
紬「だけど、あれは体にかなりの負担がかかるはずよ」
紬「逃げ回ってれば勝手に自滅するわ…」
唯(あと5分くらいもつかな……)
梓「逃げ回る?何言ってるんですか?ムギ先輩」
梓「一気にいきます!」
澪「よし、こっちもやるぞ!」
澪・梓「裏不無(リズム)!!」 澪・梓「ハアアアアアアアアアアッ!!」
澪「くっ………」
梓「うぅ……負担が大きすぎる……」
律「ムギ、あの2人じゃ1分持たないぞ」
紬「そうね……わたしも全力で援護するわ」
唯「みんなとことん、わたしとヤリたいらしいね」
澪「梓、あと40秒が限界だ」
梓「一気に片付けましょう!」
唯「来ないならこっちから行くよ!!」
さわ子「みんな、そこまでよ!」
律「さわ………ちゃん」
シュン―――――
さわ子が部屋に入った瞬間、すべての楽器が鎮まった
これは彼女の能力であった
バタッ バタッ――――
澪「うぅ……もう立てない……」
梓「ゲホッゲホッ……」
唯「ホント弱いなぁたった30秒の裏不無でもう動けないなんて」
さわ子「律っちゃんとムギちゃん!2人を保健室に運んであげて」 紬「は、はい」
さわ子「それと唯ちゃん!どうしてこんなことを……」
唯「誰が1番か決めたかったからだよ」
さわ子「そんな……校舎が全壊してもおかしくなかったのよ……」
唯「いいじゃないですか?そんな細かいこと」
さわ子「え?……」
唯「みんなに伝えてください……1週間後にまた来るって 」
さわ子「何言ってるの!?」
唯「最後にさわちゃん……」
さわ子「!」
唯「憂は化け物だよ……」ボソッ 唯「わたしなんかじゃ足元にも及ばないくらいに……」
さわ子「………」
唯「じゃあ帰ります……1週間後、校舎全壊ですめばいいですね」
さわ子(唯ちゃん、なんて冷たい目をしてるの……)
保健室
律「唯のやつ……どうしちゃったんだ……」グスッ
紬「大丈夫よ、また昔の唯ちゃんに戻ってくれるよ」 ガラッ――――――――
さわ子「みんな大変よ!1週間後にまた攻めてくるわ!」
紬「う、うそ………」
さわ子「しかも、今度は憂ちゃんもくるらしいわよ!」
律「そんなぁ……勝てっこないよ」
さわ子「嘆いてる暇はないわ!特訓をはじめましょう!」
律「特訓って一体……」
さわ子「ポジション別に説明するわ」
さわ子「まず『近距離型』の澪ちゃんと梓ちゃんなんだけど……」 紬「2人ともまだ眠っているんでわたしが伝えます」
さわ子「じゃあ頼むわね」
さわ子「まず、みんな知ってると思うけど能力は『体力』と『精神力』と『楽器(コア)』で成り立ってるの」
さわ子「地味かもしれないけど、パワーをあげるには筋力トレーニングしかないわ」
さわ子「そして『遠距離型』の律っちゃん」
律「!」
さわ子「律っちゃんには『爆撃』のコントロールの練習と筋力トレーニングをやってもらうわ」 律「でも、さわちゃん『爆撃』のコントロールって言ったって練習する場所がないぞ」
さわ子「なに言ってるの?ムギちゃんの家の庭があるでしょ?」
さわ子「あそこなら広いからいくら破壊しても問題ないわよ」
紬「………」
さわ子「最後にムギちゃん!」
さわ子「ムギちゃんは筋力トレーニングはもちろん、もう一つやってもらいたい事があるの」
紬「なんですか?」
さわ子「それは『対平沢姉妹用』に部室を改造してほしいの」 紬「改造……ですか?」
さわ子「そうよ。あとみんなにもう1人仲間を紹介するわ」
律「え?」
さわ子「入って来て!」
ガラッ―――――
和「こんにちは」
律「なんで和が?楽器を持ってないから能力者じゃないはず……」
さわ子「確かに和ちゃんは能力者じゃないわ」
さわ子「でもほかの人にない力を持ってるの」
和「律は3600」
和「紬は3450」
律「なんだ?」
さわ子「いいから聞いてなさい」
和「澪は3850」
和「梓は2900」
和「先生は11200」
和「唯は6890」
和「そして、唯の裏不無使用時は93700」 さわ子「和ちゃんは『感知』タイプなの能力者の強さ、居場所などがわかるの」
さわ子「いわゆる『希少種』ってやつよ」
律「すげぇな和……」
和「みんなで協力して唯をとめましょ」
紬「なんか希望が見えてきたわ」
和「そうと決まればさっさと特訓よ」
和「1週間後には『通常時』で50000にはしないといけないから」 平沢家
憂「ふうん……先生の能力は消音(ミュート)なんだ……」
唯「わたしが見た限り先生のミュートは1度に数人の能力を封じる事ができるんだよ」
憂「それは裏不無も封じるってこと?……」
唯「うん……」
憂「そっか……お姉ちゃんは何も心配しなくていいよ」
唯「え?」
憂「ちょっと片付けてくるよ……」 帰り道
さわ子(襲撃まであと1週間か……)
さわ子(唯ちゃんだけならまだしも、憂ちゃんまでも……)
さわ子(せめて、片方だけでも倒しておき……!!!)
憂「こんばんは」
さわ子「う、憂ちゃん!」
憂「ちょっと先生に相談がありまして……」
さわ子「なによ?」
憂「死んでくれませんか?」
さわ子(まずいッ…!!)
さわ子「裏不無(リズム)!!」
憂「へぇ…すごいエネルギーですね」
さわ子「はあああああああああああ!!!!」
さわ子「憂ちゃん、あなたはここで終わりよ!」
憂「18、いや19万くらいか……」
さわ子(憂ちゃんも感知タイプ!?)
憂「それが限界ですか?」 さわ子「なに言って……」
憂「最後に遺言だけ聞いてあげます」
さわ子「それはこっちのセリフよ!」
憂「あ、そう」
憂は右手をさわ子の方に向けた
憂「さよなら」
手の平から放出されたエネルギーの塊がさわ子を包んだ……
さわ子「え…………」
―――
――――――
――――――――――
―――――――――――――― 翌日
部室にボウリングの玉が入るほどの大きさのダンボールが置いてあった
澪「なんだ?このダンボール?」
律「朝来た時には置いてあったけど……」
梓「生モノって書いてありますよ」
紬「嫌な予感がするわ」
和「開けてみるわよ」
ガサガサ―――――――
律澪紬梓和「!!」
そこには、恩師の生くびとテープレコーダーが入っていた 梓「きゃぁああああああああ!!!!」
澪「せ、先生……」
律「うおぇえええええええええ!!!」
紬「酷い……」
和「……なにこれ?」
和はテープレコーダーに手を伸ばしスイッチを入れた
『みなさんお久しぶりです。平沢憂です』
律「憂ちゃんか!?」
澪「まさかこれも……」
『山中先生には目障りだったので死んでもらいました』
律「そんな……1番強いさわちゃんが……」
『先生がいなくなって寂しいかもしれませんが安心してください』
紬「………」
和「………」
『みなさん、すぐに会わせてあげるので』
梓「くそッ!!」バンッ!!
澪「梓落ち着け!」
梓「憂のやつ……許さない!!」 『期日までにがんばって強くなって下さいね。それでは失礼します』ガチャ
梓「澪先輩!時間がないです!特訓しましょう!!」
澪「ああ!」
紬「憂ちゃんに年上の恐ろしさを教えてあげるわ!」
律「わたしもがんばるか!」
和(みんな……まだ知らないのね……)
和(憂の底無しの力を……) さわ子の死をきっかけに5人はどんどん成長していった
中でも伸びたのは梓だった
梓「ふっ、ふっ!」
軽音部の部室ではギターを素振りしている梓の姿があった
律「梓、あんま無理すんなよ!戦いは明日なんだ!」
梓「はいっ」
澪「明日……生きて帰ってこれるのかな……」
紬「澪ちゃん、弱気になっちゃダメよ!やることはやったんだから」
和「そうよ!みんなで先生のかたきを討つんだから」 あんこと甘兎庵の歴史
1964年
甘兎庵創立
同年隕石とあんこの落下により店舗全壊
また同年9月に捕縛されたあんこが甘兎庵の初代マスコットに就任
千夜祖母の寵愛を受ける
その際「噴き出される潮が止まって見えた」などの名言を残す
1974年
千夜母誕生
同年富士山の噴火より飛び出した岩石とあんこが店舗に直撃
創立して以来早くも2度目の全壊にみまわれる
1975年
あんこが来店した客に飛び掛り乱闘事件勃発
そのままの勢いで新店舗全壊
1984年
甘兎庵に「うちの兎がお宅の兎に孕まされた」と訴える人間どもが乱入
再びそこでも乱闘事件となる
全壊は免れるがあんこが行方不明となる
同年、野良兎が謎の急増加をし社会問題となる
またその野良兎の大多数が(●)(●)な目をしており体毛は黒が基調となっていた
1989年
あんこを巡り甘兎庵に警察介入
野良兎軍団との乱闘事件に発展
機動隊らも参入し店舗全壊
4度目に突入
1993年
甘兎庵、押しかけて来た人間のビッチにあんこベビーを強引に押し付けられる
あんこが帝王学を教えている最中に不幸にもカラスに捕獲され行方不明となる
1994年
前年カラスに連れ去られたあんこベビーがリトルとなり甘兎庵へ凱旋するもあんことの散歩中に再びカラスにより連れ去られ再度行方不明となる
1995年
千夜母結婚
同年リトルからあんこジュニアに進化した兎が店舗へ乱入
夫が自らの猟銃で仕留めるもそれをきっかけに謎の爆発が起こり隣の桐間家が全壊
同年千夜誕生 澪「そうだったな……」
和「………」
和「決戦前だからみんなのパワーがどれくらいになったか伝えるわ……」
律「そういえば50000いってなきゃマズイんだっけ?」
和「ええ、まずは律からね」
律「ゴクリ……」
和「律は65000」
律「!」
和「澪は71000」
澪「うそ……」 和「紬は59000」
紬「ふぅ……」
和「そして梓は……」
梓「ふっ、ふっ!」
和の話は梓の耳に入っていなかった
和「梓は14万」
律「14万……」
澪「わたしたちの倍はあるぞ……」
紬「1番頼りなかった梓ちゃんが……」
律「ひょっとして明日いけるんじゃ……」
和「甘いわ!」
和「強くなったのは、あなたたちだけじゃないのよ?もちろん唯も……」
澪「そうだった……」
和「わたしの予想だと、唯は20万以上はいってるはず……」
紬「!」
律「それは考えすぎじゃ……」
和「わたしが言うんだから間違いないわよ」
和「そして憂は少なくても150万はあるわ」
澪「憂ちゃんは……人間か?……」
紬「きっと悪魔の生まれ変わりなのよ……」 1999年
シャロ、あんこよって雌にされる
またこの年を境に再び野良兎が急増する
2000年
千夜祖母とチノ祖父の長きに渡る闘争があんこの手により終結するもあんこは行方不明となる
同年甘兎庵と桐間家が地盤沈下により全壊、5度目に突入
その際に地中よりあんこ帰還
2001年
街内の兎飼育小屋屋根に謎の穴が連日明けられる事件勃発
またその小屋の雌が全て妊娠するも関係性は不明
都市伝説となる
2004年
あんこ、皇帝の証として冠をかぶる
そして2011年
補足
2004年
あまりの野良兎の増加を重く見た行政により♂兎は全て去勢された
免れたのはあんこのみである 和「いい例ね」
和「だけど、あなたたちも自信を持っていいわ 先生の死がなかったらここまで強くなれなかったんだから」
律「そうだな…最後まで戦わないと」
澪「1%でも可能性がある限り……」
和「とりあえず今日は休みましょ。全員ここに泊まり込み………」
バタッ――――
律「梓!!」
梓「うぅ………」
和「馬鹿ね、無茶しすぎたのよ」
紬「梓ちゃんは保健室で休ませた方がよさそうね」
澪「わたしが運んどくよ」
和「じゃあ澪が戻って来たら寝ましょ」
律「………」
紬「どうしたの?律っちゃん?」
律「いや、なんでもない……」
律(みんな……ごめん……) 息苦しいまどろみの中で我は何人もの少女たちに囲まれていた
その中には千夜の顔も、ココアの姿も、シャロのはにかんだ笑顔もある
少女たちははしゃぎながら我を取り囲み、我を抱きかかえたり頭に乗せたりして我をどこかへ連れてゆく
明るい陽光、きらめくような少女たちの笑顔、華やかな笑い声
我を慕う娘たちに囲まれて我は走る
ぶつ、ずっ、ずっ、ごとっ
…めて、おね……なん……あああ
少女たちの笑顔の向こう側からかすかな異音がする
ああ、あの音は……
我は自覚する
これは夢だ、現実の我は、四肢を動かす事もままならず、声を出すことはおろか、息すらもはや満足に出来ぬ、ただ死を待つだけしかないという強烈な自覚
そして襲う強烈な痛みでうたかたの夢から連れ出される
うたかたの夢から意識を引き剥がし、首筋にまとわりつく脂汗も体中から流れ出る血も拭うことも出来ぬまま千夜の前で我は絶望する 深夜3時
ズドォォオオオオオオオオオン!!!!!!
紬「な、なに!?」
ビー!!ビー!!
和「警報が鳴ってるわよ!!」
澪「律がいない!」
紬「まさか……」ピッ
紬がリモコンのスイッチを押すと巨大なモニターが現れた
モニターには爆発で煙に包まれたグラウンドが写し出された
和「もう攻めて来たの!?」
澪「律は?律はどこ!?」
和「………」
澪「和!律はどこにいるんだ!!」
和「律は……もう……」
ピピッ
モニターに変化が起きた
紬「うそ……」
澪「あ……律……」
画面左上には『田井中 律 LOST』と表示されていた 和「おそらく唯たちを巻き込んで自爆したのよ」
澪「うわぁああああああああん!!りつうううううう!!」
紬「それで唯ちゃんたちは?」
和「まだ生きてる……」
ピピッ
『やっほー』
モニターに唯と憂が写し出された
『澪ちゃーん、律っちゃん勝手に自爆しちゃったよー』
澪「唯!!」 『今からそっちに行くねぇー』
澪「うぅ……許さない!!」
和「うそ……でしょ?」
紬「どうしたの?」
和「わたし勘違いしてたわ……」
ダッ―――――
紬「あ、澪ちゃん!!」
和「ちょっとよく聞いててね……」
和「まずは唯のことなんだけど……」
和「唯は80万を越えてるわ」
紬「えっ!」
和「そして憂は……」
紬「うん」
和「220……」
紬「220万!?」
和「いえ、220億よ……」
紬「そんな……」
和「億越えは初めてみたわ……その気になれば国を1つ支配できるわよ」 澪「ハア……ハア……」タッタッ
澪「りつぅ……かたきは討つからな……グスン」タッタッ
――――――――
憂「お姉ちゃん!部室に行ってみよう」
唯「そうだね、みんないると思うし」
――――――――
和「近づいて来てる……」
紬「和ちゃん……わたし必ず止めてみせる……」
和「いいのよ……あなたは戦闘員じゃないんだから無理しなくて」 紬「ありがと……和ちゃんはわたしが守るから」
和「ふふっ頼もしいわね」
ガラッ―――
紬・和「!」
唯「あれ?2人しかいないの?」
憂「お姉ちゃん、梓ちゃんと澪さんは離れた場所にいるよ」
和「来たわね」
紬「裏不無(リズム)!!」
――――――――
澪「くそッ、いないぞ!」
その頃、澪は行き違いになっていた
澪「もう1度、部室に戻ろう」 唯「憂は手を出さないでね」
憂「え?」
唯「ムギちゃんには、ギー太を安くしてもらったお礼がしたいの」
和「早く、バリアーを!」
紬「ええ!」
紬はキーボードを弾きバリアーを張った
バリアーは紬の実力以上に強力で目に見えるほどだった
和(120万もある……)
紬「部室を改造しといて正解だったわ」
紬は戦闘時に味方がパワーアップするように部室を改造してあった
部室の壁から出る特殊な電波が紬を強くさせた
和「唯の攻撃くらいなら耐えられるかも」
唯「ムギちゃん…行くよ!」
紬「来なさい!!」
唯がギターを大きく振ると数十個の炎の弾が紬を襲った
紬「くうぅぅ………」
紬(予想以上の攻撃だわ……)
和「2人とも……早く来て……」
唯はギターを振り回すのをやめない
部室はすでに火炎地獄となっていた 〜あんこが斬る〜
20XX年ごちうさの世界は多くの難民受け入れによりその治安は悪化の一途を辿っていた。
今日もまた夜で街で事案が発生しようとしていた。
そんな腐りかけた世界を正すため今一匹の兎が立ち上がる。
「や、やめてください。人を呼びますよ?」
路地裏で3人の男に取り囲まれた青山ブルーマウンテンは必死に声を絞り出す。
「そんな事言わずにおねーさん。俺たちと遊んでくれよ」
男たちはヘラヘラと薄ら笑いを浮かべながら青ブルマさんの身体を舐め回す様に視線を這わす。
「おねーさんはどんなパンツはいてるのかなー?」
「おっぱいおおきいねーもませてよ」
男たちの手が青ブルマさんの身体に触れようとしたとき・・・
「止めないか貴様ら」
「あぁ!?」
背後から男の声がし男たちが振り向く・・・
そこには王冠のついた黒い兎のマスクの様な物を被り、その頭部とは不釣合いな鍛え抜かれた鋼の肉体を誇り、まるで誇るようなサポーター無しで黒ビキニを穿きこなす男がいた
「な、なんだテメーそんな変質者みたいな格好しやg(ゴキン」
「「!?」」
一人目の悪漢が怒鳴りつけた矢先その男の首は180度回転し崩れ落ちる。
「大丈夫かね、お嬢さん?」
兎男いつの間にか青ブルマの隣に立っていた。
「て、てめー何モンだ?」
「冥土の土産として教えてやろう。我が名はあんこ。この世界を救う王者の名である。」
「ふ、ふざけんなっ!!」
悪漢2はナイフを取り出し襲いかかりあんこの腹にその刃が届いた・・・かに思えた瞬間
「愚か者め(グシャ」
あんこは男の背後へ回り込みその頭を砕き割った。
「さて」
あんこは残り一人へ視線を向ける
「あ、あ・・・あ・・・ご、ごめんなさいもうしませんだからだからおねがいですみのがしt(パン」
いつの間にかあんこの手には拳銃が握られており男の頭を撃ち抜いた。 唯「ムギちゃん!」
唯「いつまで耐えられるかな!?」
ボンッ! ボンッ! ボンッ!
憂「お姉ちゃん……1ついい?」
唯「ん?」
憂「もう少し力を一点に集中させてごらん」
憂「ピストルの弾をイメージするように」
唯「こうかな?」
紬「うぅ……」
和「紬!強力なのが来るわよ!」
唯「えい!」
唯の放った炎の弾、いやレーザーはバリアーを貫き紬の心臓を打ち抜いた
紬「がはっ……」
和「紬!」
紬「まだよ……」
憂「そんなまだ動けるなんて……」
唯「だったら死ぬまで撃ち続けるよ!」
パンッ パンッ パンッ
和「きゃぁああああああああ!!」
紬はすでに蜂の巣だった。
しかし演奏を止めなかった
紬「ふぅ……ふぅ……」 「あ、ありがとうございました」
腰を抜かし目に涙を浮かべながらも礼を言う青ブルマ
そんな彼女に対してあんこは
「なに礼などいらぬ。それよりも怪我はないかね?」
「はい大丈夫です。ちょっと腰が抜けてしまって動けませんが」
「そうか、これより私の子を宿す身体に傷が付かずに良かった」
「・・・え?」
青ブルマの顔が一瞬にして蒼白になってゆく。
そんな青ブルマのことなど一切お構いなしにあんこは言う
「これは世直しなのだ」
「正義を愛する我の子が世に満ちればこの世界は平和なものとなる」
「我が子を成す、これは女子の務めである。」
そう言いながらパンツを破りその姿を現す男根。
「い、いや・・・いやーーーー」
「一日一善をもっとうに(フンフン)世の悪人に正義の鉄槌を下し(パンパン)より良い世界を作るために強い子を孕めよ女(ドビュドビュ)」
そう言いながらあんこは5度目の射精をする。
引き抜くと大量の精液が泡を立てて溢れ出る。
「ふぅ・・・種付けは終ったぞ女。次はこれまでの感謝の意を込めてコレを綺麗にしてもらおうか(ジュポジュポ」
そういいながら既に息も絶え絶えな青ブルマの頭を掴みその口へと根元まで捻じ込む。
「感謝の意を込めその唇でシゴクのだ。愛情を込めて舌を使え。そして我が子の頭を撫でるように袋をマッサージせよ」
目から光を失った青ブルマは時折嗚咽ともつかぬ声を漏らしながら言われたとおり丹念に口と舌を使い続ける。
「そうだな強い子を成すには栄養が必要だ。我が滋養満点な性液をしっかり飲干すのだぞ(ビュービュー」
そういいながらあんこは青ブルマの頭を抑えながら射精をする。
そして再度綺麗に舐め取らせるのであった。
「それでは娘よしっかりと強い子を産むのだ。さすればこの世界の未来は明るいぞ!!」
そういいながらあんこは颯爽と夜の空へと消えていくのであった。
後には無残な死体と放心状態の女が残るだけであった。
あんこの世直しはつづく。 紬「ここでバリアーを解いたら……和ちゃんが……」
和「もう無理しないで!体が限界のはずよ!!」
紬「和ちゃんを守るって……約束したじゃない……」
和「わたしはいいの!もうやめて!」
紬「ごめんね……戦いに巻き込んじゃって……」
憂「お姉ちゃん、死ななかったら楽器(コア)を破壊すればいいんだよ」
憂「楽器(コア)を破壊された能力者は一般人と変わらないから」
唯「そっかぁ」
パンッ――――
キーボードは一撃で粉砕された
それと同時にバリアーが解けて部屋の熱が紬と和を襲った
和「熱い……熱い……」
紬「和ちゃん………逃げて」
唯「憂!ムギちゃんは虫の息だよ」
憂「そうだね、そろそろ楽にさせてあげて」
唯「あいよ」
そう言うと唯は直径1メートルほどの炎の玉を作りはじめた
唯「はぁああああああああああ!!」 唯「2人ともこれでお別れだけど気分はどう?」
和「うぅ……」ポロポロ
紬「はやく……逃げて……」
憂「何も言い残すことはないらしいよ」
唯「なんだぁつまんないなぁ」
和「この裏切り者!!人殺し!!」
唯「!」
憂「早く撃って!!」
唯「う、うん」
和「唯っ!!人を殺してなんとも思わないの!?」
和「仲間だったんじゃないの!?」
唯「あぅ……」
憂「お姉ちゃん、あんまがっかりさせないで……」ギロリ
唯「わかったよぉ憂」
和「うぅ……バカ唯……」
その時だった――――
バチバチバチバチッ!!!!
唯「きゃぁ!」
強力な電撃により、唯の炎の玉は消滅した
和「み…澪!!」
澪「待たせたな」 澪の電撃は部屋の炎をすべて掻き消していた
和「バカッ!!なにやってたの!?紬はもう……」
紬「………」
澪「ムギ!?」
澪は紬のところへ駆け寄ったがすでに息を引き取っていた
澪「ゴメンな……ムギ……」
澪「間に合わなかったよ……グスッ」
和「澪!唯だけでも倒しておいて!!わたしは梓を呼んでくる」
澪「ああ……」
澪「唯なら10秒あれば殺せる!」
和「澪……またパワーが……」
和(1800万に……)
部屋の影響だけではなかった……
律と紬の死が短時間で澪を急激に成長させた
これは能力者に必要な『精神力』が大きく影響したからだ
澪「和……早く!」
和「ええ、」ダッ
憂「10秒だって……ナメられてるよ?ホント死にたがり屋さんが多いんだから」
唯「澪ちゃんも冗談を言うようになったのかぁ」ニヤニヤ 唯「!」
ドゴッ――――
唯「うっ……」
澪の打撃が唯の腹部を襲った
澪「痛いだろ?今のは先生の分だ!!」
憂「手を貸そうか?」
唯「いや、いいよ……」
憂(お姉ちゃん、力の差がわかってない……)
澪「そしてこれが……ムギの分!!」
バキッ――――
唯「ぎゃっ!!」
澪「最後にこれが律の分!!」
憂「お姉ちゃん!これを使って!!」ヒョイ
唯「こ、これは……」
澪「!」ピタッ
澪の拳は寸前で止まった
なぜなら紬の死体を盾に使ったからだ
唯「澪ちゃんはやさしいからこうすれば攻撃できないんだ……」ニヤニヤ
澪「この池沼が……」
唯「裏不無(リズム)!!」 和「ハア…ハア…」
和「保健室までこんなに遠いなんて……」
和は体中に火傷を負っており走ることが困難であった
和「つ、着いた……」
ガラッ―――
和「あず…………!!」
梓「和さん……」
和「目を覚ましたの?」
梓「はい、ちょうど今」
和「今すぐ澪のところに行ってあげて!」
梓「なにかあったんですか?」
和「律と紬はもうダメよ……」
梓「………」
和「唯たちを倒せるのはあなたたちしかいないの……」
梓「……わかりました」
和「ふふっ、あなたもたくましくなったわね」
梓「え?」
和「今のあなたは23億7500万よ」
和「あの部屋に行けばさらに上がるわ」 梓「!」
和「梓は成長が早いわね……億越えを見たのはあなたで2人目よ」
梓「2人目?」
和「ええ、もう1人は憂よ!220億あるわ」
梓「そんなに……」
和「弱気にならないで…あなたならきっとやってくれるわ」
梓「わかりました!和さんはゆっくり休んでください!」
和「ありがと……」
梓「和さんが次に目を覚ます時は……きっと平和な世界ですよ……」
和「ええ、」
ドカッ ボコッ―――
唯「うぅ……そんな……」
澪「どうした?わたしは能力を使ってないぞ」
唯「グスッ……勝てないよぉ……」
澪「安心しろ唯!命は奪わない……お前らと同じ人殺しにはなりたくないからな」
澪「そしてお前は一生かけてみんなの命を償うんだ!!」
唯「!」
唯「あ、頭が……痛い……」
憂「やばい!洗脳が……」
澪「……洗脳?」 澪「なんかよくわからないけど、ギターを破壊させてもらうぞ」
憂「させない!」
澪「!」
ズドンッ―――――
一瞬で目の前に現れた憂の廻し蹴りが澪の頭部に直撃した
攻撃をもらった澪は勢いよく壁に衝突した
憂「いい?お姉ちゃんよく見ててね」
澪「うぅ……早過ぎて何が起きたかわからなかった……」
憂「裏不無(リズム)……」
澪「こっちも裏不無(リズム)!!」 澪(憂ちゃん……楽器なしでどうやって……)
憂「澪さん……死ぬ準備はできました?」
澪「!」
澪は裏不無を使っても憂の攻撃を目で追うことすらできなかった
ドカッ! ボコッ!
澪「がはっ!……」
攻撃がやんだところで憂が問いかけてきた
憂「これ……なんだか分かります?」
澪「あ……あぁ……!?」ブルブル
憂は澪の右腕を持っていた
憂「ダルマさんにしてあげる♪」 澪「ぎゃぁぁああああああああ!!!!」
ブシュゥウウウウウウウウ!!!!
憂「もうベース弾けませんね♪」ニタリ
澪「うぅ……に、逃げなきゃ……」
右腕があった場所からの出血が止まらない
もう澪に戦う意思はなかった
憂「待ってくださいよ……」
憂は澪に手の平を向けエネルギーを溜めはじめた
澪「ひぃっ!」
憂「さよなら」
?「澪姉!!あぶないっ!!!!」 澪「聡っ!!」
聡「ぎゃぁああああああああ!!!!」
澪に向けて放ったエネルギー弾を聡がすべて受け止めた
聡は一撃で瀕死状態に陥った
澪「バカっ!なんで来たんだよ……」
聡「澪姉……様子が………変だったから………」
澪「え……」
聡「心配になって…………来てみたんだ……」
澪「わかった……わかったからもう喋るな……」
憂「………」 澪「わたしが今から蘇生させる!!」
聡「………」
澪は聡の胸に左手を置くと残っている全エネルギーを聡に送りはじめた
聡「うぅ……」
澪「聡……もう少しだぞ……」
だがそれは澪にとって自殺行為であった
憂「お姉ちゃん、見てよ……」
唯「ん………」
憂「おもちゃが増えたよ……」 梓「ハァ……ハァ……」タッタッ
梓「澪先輩生きてて……絶対助けるから……」タッタッ
梓「着いた!」
ドンッ――――
梓は部室のドアをぶち破った
憂唯「!」
梓「あ………」
そこには――――――――
唯「あずにゃん……」
部室は地獄絵図と化していた………
澪はもうダルマ状態になっていて腹部を裂かれていた……
部室内は血の匂いで充満しており、紬と聡もダルマになっていった
梓「な……なにやってるんですか?」
唯「え?」
梓「だから……なにやってるんですか?」プルプル
唯「しゅじゅつごっこだよ!あずにゃんもやる?」
唯は澪の内蔵を掻き回しながら言った
プチンッ―――――――― 梓「わああああああああ!!!!」
覚醒した梓は唯を一瞬で氷漬けにし、ギターを粉砕した
梓「みんなのかたき!!」
梓は唯の目の前でギターを振り上げた
氷漬けとなった唯に打撃を加えることは死を意味した
憂「お姉ちゃん!!」
ドゴッ――――――
梓「ぐふッ………」
憂「お姉ちゃんは殺させない」
梓「う、憂……」
憂「今、助けるね……」
憂は氷漬けにされた唯に手をあてた
氷はみるみる解けて唯は息を吹き返した
憂「よかった……生きてる」
梓「唯先輩の命がそんなに大事なの!?」
憂「………」
梓「散々、人を殺しておきながら……」
憂「梓ちゃん……お姉ちゃんの命と他のカス共の命が同じだと思ってるの?」
梓「………本気で言ってるの?」
憂「そうだよ!それに梓ちゃん、わたしが憎いんでしょ?かかってこないの?」
梓「そうさせてもらうよ……」
梓「裏不無(リズム)!!3倍!!!!」 梓「はあああああああああああ!!!!」
憂「これは……」
3倍の裏不無(リズム)は、梓のギターを冷気を纏う薙刀へと変形させていた
梓「憂……この薙刀にはみんなの思いが詰まってるの」
憂「戯れ事を……」
梓「絶対にとめられない!」
憂「返り討ちにしてあげる……」
梓「それに憂、もうわかってるんだよ」
梓「憂の楽器(コア)は、唯先輩なんだよね」
憂「……そうだよ」
梓「やっぱり……」
憂「お姉ちゃんから出る声や、心臓の音はわたしにとって立派な楽器なの!!」
梓「………」
憂「お姉ちゃんが死んだら、わたしも力を失うの」
カチャリ――――――
梓は薙刀を構え、いつでも攻撃に移れるようにした
憂「でも…………」 憂「……お姉ちゃんは悪くないの」
憂「わたしが洗脳してたの!」
梓「え……」
憂「お姉ちゃんはわたしが操ってたの!」
梓「最近の唯先輩の様子がおかしかったのは憂の仕業だったんだね……」
憂「梓ちゃん……決着を着けよう」
梓「うん……終わりにしよう」
憂「本当の戦いってのを教えてあげる……」
梓「!」
シュンッ――――
梓「き、消えた!?」
ドスッ
梓「う゛……」
ボコボコボコボコッ!!
梓「ぎゃぁッ!!」
憂「全然ついて来れないみたいだね」ニヤニヤ
梓(肋骨が2、3本逝ったかな……)
憂「これが光の世界だよ」 梓「こっちもいくよ……」
憂「どうぞ……ご自由に」
梓「はあああああ!!!」
梓は薙刀を憂に向けて全力で乱舞した
しかし、傷一つつけることができない
梓「確実に捕らえてるはずなのに………」
憂「まだ、薙刀の使い方に慣れてないみたいだね……」
梓「くっ……」
憂「そんな大振りじゃ、一生かかっても当たらないよ?」
憂「攻撃ってのはこうやるの」
フッ!!!!!!
梓「!」
グチャッ
ポタポタ………
憂の手刀が梓の腹部を貫いた
梓「うぅ………」
憂「あ、ゴメン 本気出しちゃった」
梓「………」ニヤリ
憂「!」
梓「やっと動きが止まったね……」 憂「しまった!」
梓「死ねぇええええええ!!!」
予想外の行動に反応が遅れ、憂は薙刀で喉元を斬られてしまった
血が噴水のように止まらない
ブシュゥウウウウウ!!!!
憂(うぅ……)
梓「今の内に止血をしないと……」
梓は憂から距離を置くと傷口を凍らせて止血をはじめた
梓「やったよ……みんな……」 憂「何をやったの?」
梓「!」
傷口はすでに再生していた
梓「うそ……でしょ?」
憂「梓ちゃん惜しかったね」
梓「くっ……」
憂「もう飽きたから全力でいくよ?」
梓「ちょ、ちょっと待って!」
憂「ん?」
梓「どうして……こんなことするの?目的を聞かせて!」
憂「梓ちゃん 何とぼけてるの?
梓「え?」
憂「みんなしてお姉ちゃんをいじめたからだよ」
梓「なんのこと?」
憂「あの時お姉ちゃん泣きながら帰ってきた……」
梓「まさか……あの時って……」
憂「思い出したみたいだね……」
梓「あんなことで……」 ―――――――――――――
梓「唯先輩!いつまでお菓子食べてるんですか!早く練習しますよ!」
唯「あずにゃんまだ早いよぉー」
澪「唯、最近だらしないぞ!」
唯「わかったよぉ」
澪「全く……」
唯「あれ?」
紬「どうしたの?」
唯「えへへ……ギー太忘れて来ちゃった……家に……」
梓「な、何しに来てるんですか!?」
律「もうちょっとで学園祭だぞ?」
律「部長のわたしからも言わせてもらうけど、やる気ないだろ?」
唯「そんなことないよぅ…」
澪「梓も入ったのにこの調子じゃ……」
唯「今日からがんばるよ」
律「がんばるって言ったってギターがないだろ?」
唯「あぅ……」
梓「唯先輩からは、やる気が感じられません!」
唯「………」
紬「唯ちゃん?ちゃんとがんばるのよ?」 唯「う、うわぁああああああああん!!!もうかえるうううううう!!!!」
律「別に帰ってもいいぞ?ギターないし」
澪「ギター持って明日出直して来い」
唯「うわああああん」バタンッ
梓「ホントに帰っちゃいましたね……」
律「ちょっと言い過ぎたかな……」
澪「可哀相なことしたな……」
紬「唯ちゃん……」
ガラッ―――――
和「あんたたちっ!!」
和「唯に何したの!?」
律「説教してたんだよ。ギター忘れたから」
和「た、大変なことをしてくれたわ……」
澪「和!別に幼なじみだからって、唯の味方しなくても……」
和「違うの!あんたたちの心配をしてるの!」
律「え?」
和「みんな殺されるわよ……」
律「誰に殺されるんだ?ヤクザでもいるのか?」 和「憂に殺されるのよ……」
梓「え、あの憂にですか?」
律「あー、あのしっかり者の憂ちゃんか」
澪「唯が憂ちゃんみたいだったらよかったな」
和「憂が2人もいたら、世界の終わりよ」
澪「どうしたんだ和?」
和「今すぐ唯の家に行ったほうがいいわね……」
律「大丈夫だよ、ちゃんと謝りに行くから」
和「まだわかってないみたいね……」
和「謝りに行くんじゃないの!命乞いに行くのよ!」 紬「命乞いって……」
律「和、オーバーだよ」
和「少しでも全員の生存率をあげる呪文を教えとくわ」
澪「え、呪文?」
和「しっかり覚えときなさいよ『ワタシタチガオロカモノデシタ。ドウカ、イノチダケハトラナイデクダサイウイガミサマ』ってね」
律「なんだよ?ウイガミサマって?」
和「一応、忠告はしといたからね」バタンッ
律澪紬梓「………」
律「とりあえず明日でも大丈夫だろ?」
澪「ちゃんと謝れば唯だって許してくれるよ」
次の日だった―――
唯先輩が暴れたのは………… 憂「お姉ちゃんかわいそうだった……」
梓「それで、みんなを殺してどうするの?」
憂「梓ちゃんを殺したら和さんも殺すの」
憂「そしてみんなの生首を食卓に並べてお姉ちゃんと一緒ご飯を食べるの」
梓「なんでそんなこと……」
憂「なんでってビデオに録ってインターネットに流すからだよ」
憂「お姉ちゃんをいじめたらどうなるかって世界中に教えてあげるんだよ♪」
梓「く、狂ってる……」
憂「梓ちゃんたちは、みせしめ第1号だよ……」 憂「もう、聞きたいことはないよね?」
梓(く、くる!!)
憂「行くよ?」
その時だった―――――
シュウウウウウウウ!!!!
憂「これは………煙玉?」
和「梓!逃げるわよ!」
梓「和さん!ケガは大丈夫なんですか!?」
和「後輩ががんばってるのに、寝てるわけにいかないでしょ?早く行くわよ」
梓「はいっ!」
憂「へぇ…和さん、まだ動けるんだ……」
梓「ハァ……ハァ……」
梓(うぅ……傷が……)
和「この部屋に隠れましょ」
梓「和さん……憂はバケモンですよ……」
梓「誰も勝てないですよぉ………グスン」
和「もうわたしたちしかいないの!誰も助けてくれないのよ?」
梓「そんなこと言ったって………………うわぁああああああああああああん!!!」
梓「もういやですよおおおおおお!!おなかいたいよぉおおおおおおおお!!びえええええええええええん!!!」 和「静かにしなさいっ!!」
梓「ヒグッ」
和「あんたが諦めたら誰が憂を倒すの?」
梓「うぅ……」
和「!」
和「もう近くまで来てる……」
梓「そんなぁ……」
和「いい?わたしが憂の気を引いとくから、そのうちに部室に戻るのよ?」
梓「え……」
和「戻ったらすぐに唯を殺して!憂の楽器(コア)が、唯ってことは知ってるんでしょ?」 梓「そんなことしたら……グスッ……和さんが」
和「大丈夫よ……簡単には殺されないわ」
梓「だって………」
ガラッ―――――
憂「みーつけた♪」
和「はやくっ!」
梓「うぅ……わかりました」ダッ
憂「梓ちゃん、逃がさな……」
和「バカ憂!あんたの相手はわたしよ」
憂「………和さんはあわてんぼだなぁ」
憂「すぐにみんなに会わせてあげますよ……」
和(うぅ……まだ死にたくないよ……おかあさん……)
憂「梓ちゃんを逃がすなんて………」
憂「和さんはもうちょっと頭がいいって思ってたんですけど……」
和「よく見ると唯にそっくりでバカ面ね」
憂「!」
和「知能の低さが顔に出てるわよ」
憂「お姉ちゃんの悪口は許さない……」プルプル
和「かかって来なさい!在日!」
憂「在日は澪さんのことだああああああああああああ!!!!」 部室
梓「着いた……」
唯「Zzz……」
梓「くっ……よく寝れますね……」
梓「だけど、これで……」スッ
梓は薙刀を振り上げた
『あだ名はあずにゃんで決まりだね』
『い、今から練習しようとしたんだよっ!ホントだよ!』
『軽音部にようこそ!』
『あずにゃああああん』
梓「うぅ……できないよぉ」ポロポロ 梓「和さん……わたしにはできないよぉ……」ポロポロ
憂「かくれんぼは終わりだよ?」
梓「!」ビクッ
憂「はい忘れ物!」ヒョイッ
梓「え………」
ゴロッゴロゴロ――――
梓の足元に和の首が転がった
梓「和……さん?」
憂「これで、あとは梓ちゃんだけだね?」
梓「あ………」
頭の中が真っ白になった―――――――
梓「わあああああああああああああああああ!!!!!!!」
憂「!」
梓「いやぁああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!!!」
憂「うそ……4500億?」
梓「ういいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」
憂「来るッ!!」
ドスンッ――――
憂「ゲホッ!……」
憂(お……追いつけない?) 梓「許さないッ!!!」
バキッ――――
憂「ぎゃッ!」
憂(肉弾戦でわたしが……)
梓「まだだッ!!」
憂(ヤバい……)
梓は薙刀を再び構えたが、憂は10メートルほど梓から距離をとっていた
梓「憂!これが本当の光速だ!」
カチャリ――――――
唯「うぅ……ここどこ?」
唯は楽器(コア)を破壊され、憂に洗脳される1週間前までの記憶を失った
唯「あれ?あずにゃんと憂なにやってるの?」
唯「!」
唯「ギ、ギー太!!」
憂「お姉ちゃん、危ないから下がってて」
唯「憂……これは一体」
梓「先生、律先輩、ムギ先輩、澪先輩、聡くん、和さん……わたしに力をかして!!」
梓の回りを巨大なオーラが覆った
この一撃にすべてをかけていた 唯「あずにゃん……何する気?」
梓「これでゲームオーバーだよ」
シュンッ――――――
梓は薙刀を憂に向けて全力で突っ込んできた
唯「憂!逃げて!」
憂「ダメ!お姉ち……」ドンッ
梓「!」
グチャッ―――――――
憂「あ……」
梓「そんな……」 唯「が……は……」
唯は憂を庇い、真っ正面から梓の斬撃を受け止めた
絶対零度の薙刀は唯の内蔵を一瞬で凍らせて心臓の鼓動を停止させた
憂「お姉ちゃん……」
梓「………」
唯「う………」
おそらく唯は、あと30秒ほどしかもたない
憂「うわぁああああああああん!!」
梓は唯から薙刀を抜くと大きく振り上げた
今なら油断している憂の首を簡単に撥ねることができる
さすがの憂も首を切断すれば死ぬだろう……
憂「いやだよぉおおおおおお!!!!おねえぢゃああああああん!!!!」
梓「うぅ……」
梓(ここで殺さなきゃ……みんなのかたきを討たなきゃ……)プルプル
しかし、梓には憂を殺すことができなかった
憂の泣き声を聞くとどうしても体が動かなかった……
憂「グスッ………梓ちゃん…」
梓「!」
憂「……なんで斬らないの?」
梓「やっぱできないよ……友達だから……」 憂「まだ友達って言ってくれるんだね……」
梓「………」
憂「梓ちゃん、ごめんね……わたしたち友達だってこと忘れてたよ……」
憂「あと、能力が使える内に話しておきたいことがあるの……」
梓「話?」
憂「死んだ人は6人だよね?ケガを負ってる梓ちゃんとお姉ちゃんを入れたら8人……」
梓「何をするの?」
憂「責任をとるよ……わたしの命と引き換えに全員を生き返らせる!」
梓「!」 梓「憂はそれでいいの?」
憂「うん……それと、今更ムシのいい話だけど……」
梓「うん……」
憂「お姉ちゃんのこと頼むね……」
梓「約束するよ」
憂「梓ちゃん……ありがと」
憂がそう言うと、急な睡魔が梓を襲いこの後の事をはっきりと覚えていない
――――――
――――――――――
――――――――――――――
―――――――――――――
―――――――――
―――――
?「……さ………あず……さ」ユサユサ
梓「うぅ……」
澪「起きろ梓!」
梓「澪……先輩?」
澪「ああ、みんな無事らしい」
梓「え?」
澪「だから、全員生きてるよ!」
梓「………」
澪「?」
梓「うわぁああああああああああああん!!!!」 梓「よかった……グス……助かったんですね……ヒグッ」
澪「もう死んだかと思ったよ……」
紬「梓ちゃんも起きたみたいね」
梓「ムギ先輩……」
律「でも信じられないな……みんな生きてるなんて……」
梓「律先輩……」
梓「あ、先生と和さんは……」
澪「先生ならさっき連絡があったよ!無事らしい」
梓「そうですか……」
ガラッ――――
梓「和さん!」
和「どうやら終わったみたいね」
紬「和ちゃん!火傷は大丈夫?」
和「ええ、完治してたわ。ついでに言うと壊れたものも全部直ってるわよ」
梓(そういえば……わたしのケガも……)
和「もちろん楽器もね」
澪「またみんなで演奏できる……」
和「いや、無理じゃないかしら?」 律「それってどういう意味だ?」
和「あれよ」
和が指をさした方向に全員が目を向けた
律「なんで……」
紬「もうヤダ……」ブルブル
澪「ゴクリ…」
梓「唯……先輩」
唯は物陰で自分のギターを抱き寝息をたてていた
おそらく唯は何も覚えていない
洗脳されていたとはいえ、果たしてみんなは許してくれるのだろうか
このさき軽音部はどうなるのか
そして憂は……
第1部 VS平沢姉妹編
FIN. 唯『うわぁああああああああん!!!!ういいいいいいい!!』
澪『部員3人だとマズくないか?』
律『ははww唯!まだ寝るなよ!楽しいショーのはじまりだww!!』
紬『もう、憂ちゃんの居場所はわかってるわ』
梓『お姉ちゃんって呼んでもいいんですよ?///』
和『酷い……すごいスピードで減ってるわ……』
聡(どぅへへへへwwww唯さんのおっぱいが背中にwww)
?『あれが……唯先輩か……』
憂『〇〇〇は、みなごろしだよ……1匹たりとも生かさない!!』
2つに分裂してしまった軽音部
3名になってしまった軽音部に廃部の危機が……
そして新たな能力者が!!
次回『 VS リツムギ戦 』 457 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 01:22:20.73 ID:u76Rv4aNO
第1部を最後まで付き合ってくれてありがとうございます
第2部は書き溜めが30レス分しか書いてないので、もうちょっと日にちを置いてから書きます
中途半端に投下して待たせたくないので
ちなみに第1部以上のクオリティは出せませんww
予定では29日の夕方に再開します
最後に全3部作です 15……
動悸激しくなりすぎて気持ち悪くなって熱出てきた >>103
今こんなの書いてたら厨二どころか精神病だろ
>>104
スレ立てたらもっと酷いの出てきて心が休まるかと思った
下には下がいるだろ普通 作家になろうとか思わんかったの
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