商標登録システムを制作する株式会社で、商標登録の申請を代理する特許業務法人でもあるToreruは、定休日をこれまでの「土日祝日」から「金土日祝日」に変更した。定休日は15人の社員が一斉に休む。給与や1日の所定労働時間は変わらず、従来より週あたりの労働時間は減る。

 しかし「週休3日になって平日のストレスレベルは上がっているんじゃないかと感じます」(宮崎さん)と、課題も見えてきた。

 制度導入後は最短でも3日間、祝日が続くと4日間休むことになり、週休2日制が主流の世間とズレが生じる。これまで社外からクレームはないが「3日間も顧客と連絡を取らないので(顧客対応が遅れることに)不安感はあると思います」という従業員の心理的な負荷や、休み明けに「(社外からのメールなどの)業務がすごく溜まる」こと、週の労働時間が減ることで「1日の処理量が増えている」ことなど、ネガティブな面がある。