[東京 5日 ロイター] - KADOKAWAの夏野剛社長(近畿大学特別招聘教授)は5日の記者会見で、政府の規制改革推進会議の議長を辞任すると表明した。東京オリンピック・パラリンピックのスポンサー選考を巡る汚職事件で、同社の角川歴彦元会長らが逮捕・起訴されている。
角川歴彦氏からは4日に辞任の申し出があり、同社取締役会は5日に承認した。辞任の経営への影響について、夏野社長は元会長は事業規模の大きな分野に積極的に関与して判断していたわけではないなどとして「それほど大きな影響が出るわけではない」と述べた。
夏野氏は東京五輪・パラリンピック組織委員会の参与を務めていたが、「本件(汚職事件)には一切関わっていない」と説明した。
https://jp.reuters.com/article/kadokawa-idJPKBN2R00SQ