ディナーショーのダブルブッキングについて解説する
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名古屋観光ホテルとかいうとこが、丘みどりっていう人のディナーショーが入っていたにも関わらずダブルブッキングさせて
しかもしまいには会場用意できずに中止に追い込まれた件を推測を交えて説明する 結論からいうと、
団体予約担当が催行率を読み間違えた+仮予約の期限などを適切に管理していなかった可能性
まず会場の名古屋観光ホテルについて簡単に見ていく
このホテルはチャペルを持ってたり宴会場を持っていたりといわゆるシティホテルの分類
シティホテルは様々な大型団体の取り扱いをすることが多く
団体予約センターのようなそれ専用の部署を置いているところがほとんど そこで働く人たちがいろんな団体からの宿泊問い合わせや宴会場などの予約管理を行う
当然ホテル側は最大限の売上を常に見込みたいので、先々の予約問い合わせなんかがあると同じ日取りでも一旦仮予約という形で受けることがよくある
つまり同じ時間帯に同じ宴会場希望で、すでに先客がいたとしても予約自体は受けたりする
これは「必ずしも全ての予約がその日にくるとは限らない」という今までの経験をもとに推測する催行率を根拠に受けたり受けなかったりしてる
宴会場などの予約はかなり先の日程のこともあり、結構日が近づくにつれてキャンセルされたり規模が当初受けていたものから大幅に縮小することがよくある
これは先方も当然いろんなホテルに相見積もりをとっているからであって
先方もとりあえず抑えとこうという感じで問い合わせしてくる
なので結構規模の大きい団体はキャンセルになる率が高いのよね そのキャンセルされる率のことを「催行率」と呼んでたりするんだけど
各団体ごとに担当者が確度というのを割り振って予約の管理をしている
この確度は「くる可能性ランキング」みたいなもので、A,B,C,Dのように各予約にランクを振り分けていく
確度の付け方については、今まで何度も取引がある先方だったり
もうすでに人数が確定していたり、その他付随する予約もとられて支払い済みだったりするような団体の場合は高くつけられる
逆に、最初はとりあえず200人で、みたいな感じにそこから人数が大きく減っていくことが予想される団体などの場合は確度は低くつけられる
確度の低い団体をとった場合その日程はもしかしたらキャンセルになる可能性が十分考えられるので、機会損失を防ぐために別の団体予約をとったりする この、別の団体予約をとった場合に必ずやらなければならないことがあって
それはまず、両予約に関して絶対的な期限を設けること
これを仮期限と呼んだりする
仮期限まではとりあえず予約押さえておくけど、それまでに確約できないのであれば、ホテル側も宴会場なんかの予約抑えないからなという期限
これを必ず設定してかつ先方に条件を呑ませないといけない
担当者が弱気なやつで、ここを変になあなあにしてしまうと今更どっちも断れないようなダブルブッキングが起きたりする さらに大切なのは、その仮期限がきたときにちゃんと先方へホテル側から問い合わせること
当たり前だけどスケジュール管理という面でこんなこと言われんでもわかっとるわってなるんだけど
けっこうこの期限を担当者が忘れてて先方に確認とってなかったなんてことはままある
特にホテル業界はいまだにこういった予約管理を受動的なシステムで管理してたりして
リマインド機能がなかったり、自分でリマインダーできるようなソフトを使える人が少ないということも起因としてあると思う
よくあるのが自分の手帳にだけ書いておいて、周りに共有していないとかね
こういうことをしていると、オーバーブッキング(予約過多)している日程のリマインドなんかをすっかり忘れてしまっていたなんてことが起きる >>11
同業だよー
さらに拍車をかけるのが、団体予約って基本的に変更なければほとんど先方からコンタクトとってくることがない
なんせ向こうは「もう宴会場も抑えたし」という感覚なので当たり前だが変更なけりゃ連絡なんかとらない
なのでホテル側からけっこう先方に問い合わせることの方が多い
まあ自分とこの商品買ってもらってるわけだから、ホテル側がなんでも先方に伺うのは当たり前なんだけどね
先方が慣れてるところだと、利用日の半年前とか何ヶ月前とかにちゃんと数回ホテル側に連絡入れてきたりする
まあおそらく今までの経験からホテルの管理に信頼を置いていないということだと思う
あとは絶対に予約確認書を発行してもらって、確実に取れてますよっていうのを確認したりね
仮予約ではなくて催行決定の団体ですというのを確約させる なるほど、色々憶測飛んでるけどこれ読むと有り得そうだな あとなんでここまで連絡が遅れたかというのも、想像だけど推測してるのは
恐らくホテル側は1週間前とか2週間前あたりに気づいていたんじゃないかなって思う
このホテルがどういう運用してるのかわからないけど
宴会場なんかの予約を管理するシステム打破では必ず日毎の空き状況をみれる機能があるはず
んで販売担当のレベニューマネージャとか支配人なんかはこういう空き状況を逐次みて販売を調整してるはずなので
当月をみたときに「あれ?この日オーバーブックしてないか?」見たいなら違和感を抱いているはず
んで多分予約担当に聞いてみたら「この団体催行率低いんでほぼ落ちると思いますよ(直前でキャンセルになる)」みたいなこといわれたんじゃないかな?
ここの部分が、理由の一つとして挙げた「催行率の見誤り」につながる あと、全国的なホテル(運営委託ではなく直営)なんかは割とこういったことが起きても対応については自分たち以外の人たちと協議して、なるべく表沙汰にならないような対処の仕方を考える
いわゆるリスクマネジメントとクライシスマネジメントに対してある程度お金を避ける企業体質てやつね
なんせブランド名を棄損することが最も恐れられてるから
地場のホテルだとけっこうそういった対処にお金を使うこと自体に二の足を踏むところが多い
どうにかなるだろう、、とか、大ごとになければ…みたいなもはや願望で決断を揺るがしちゃう
結果として早くからごめんなさいしてお金払えばよかったもの以上の金がかかったりするんだけどね… まああくまで私の経験からの推測だけど、たぶんこんな感じだったんじゃないかなーって勝手に思ってる
そもそも前日に連絡受けたってあるけど、ディナーショーなら当たり前だけど前日どころかもっと前に料飲部門に食材の発注と人員確保なんかかけてるはずだから知ってたと思うんだよなあ… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています