けっこう怖めの話を聞いたからここに書くわ
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移動販売に資格が必要ってめっちゃ怖くない?
初めて知ったは はっきりいってその仕事に収入は求めてませんでした。実はその村に一軒だけある掘っ立て小屋の温泉に通うのが目的だったのです。最悪その温泉の入浴料とガソリン代分の収入があればよい、そんな考えでした
現地の人とも仲良くしたいので値段ふっかけたりもしないように気をつけていました
怖すぎだろ それでもこのネット全盛期時代に、その御用聞きの仕事はそれなりに繁盛してました。なぜならその村の年寄りたちはこぞって私にお使いを頼むからです。
内容はやれ業務スーパーのあのパックに入った羊羹を500円で買いたいとか、たまには生の魚が食べたいとかそんなの
私の他にも移動販売車は来ていたようなのですが、年寄りたちいわくその車は痒いところに手が届かないと たまには異世界もの以外の話も聞きたいとか
ずいぶんハイカラなジジババばかりいるんだな 繁盛といっても剥離多売で月2万くらい。下手するとガソリン代と入浴料でトントンくらい
普通の人はやらないでしょうが、温泉に通うのが目的の私にはそれでよかったのです。それにその掘っ立て小屋の温泉の貸し切り感も良かったのです。村で運営しているその温泉で他の客と出会うことは稀で、現地のお年寄りも営業時間とは別の時間帯につかってるそうで いきなり添削するが、温泉の詳細な話はいらん
そこ無駄 でも休憩所にはいつも現地のお年寄りがいました。農作業の合間に、もう引退した人が暇つぶしに、そこに通うのが習慣だったみたいです。御用聞きのメモはそのときにしながら井戸端会議を適当に聞きながらすごすのも楽しみでした。現地の旬のフルーツやら郷土料理やらのおすそわけもよくありましたし これは1の体験ではなく
1が聞いた話って事で良いんだよね そんなとき、奇妙な話を聞いたのです。○○さんの孫娘が高校にいかないでこの村にひきこもり始めたと
私はその話を適当に聞いていました。その孫娘さんと会うことはないと思っていたからです ところが次の週、普通にその孫娘さんと会うことになりました。年寄りたちにリンゴちゃんと呼ばれているその子は予想外に綺麗な女の子で垢抜けていました。彼女は都会の学校に通っていましたが、今は休学してこの村に滞在していると
その子はその休憩所にいて年寄りたちと打ち解けてはいるものの、常に隅っこでDSをしていました。要するに根暗っぽい そうしてその子とは関わることもなく、毎週その温泉に通って御用聞きもする生活が続いたのですが、ある農繁期に私が温泉からあがると休憩所にその子が一人しかいない日があったのです 実はちんちんついてたとかそんな落ちなら怒るからな😨 女の子はその日私にメモを渡してきました。おばあちゃんがそれに書かれたものを仕入れてほしいと。私は了承して扇風機の前で涼んでいると・・・
意外に女の子のほうから私に話しかけてきました あなたは鏡の中の自分が勝手に動くのを見たことがありますか? そう尋ねられたのです。私はその時までは全然その子が気味が悪いとは思っていませんでした。その子は近くで見ると肌がきめ細やかでさらに美人に見えたし、いい匂いもしてむしろ若い子とお話できてラッキーと思いました
そしていっそその不思議ちゃんアピールに乗ってあげようと考えたのです 僕は見たことがないけど、リンゴちゃんは鏡の中の自分が動いたのを見たことがあるの? 私はそう返しました。すると女の子は少し真剣な表情でうなづきます
そしてそのせいで鏡の多い学校に行けなくなったと話すのです 私は怪談話に付き合うつもりで軽くこう質問しました。
でもこの村にだって鏡の一つや二つあるでしょ?それは怖くないの?
それをきいたとたん、女の子は一瞬目を見開いて動揺したのです。そして恐る恐る私にこう言いました 何言ってるの?この村にはあなたの車のミラー以外に鏡はないよ。村にある車両のミラーには全部カバーがしてあるでしょ? そう言われて私はふと気づきました
一応公共の温泉浴場を名乗るこの掘っ立て小屋にすらに鏡が一枚もない。 おいおい終わりかよ
長老的な人が出てきてないじゃない
「そこにいったんか!?」してないじゃないか まあでも創作の傑作ってこういう本当にあったオチも山場もない不気味な話に肉付けしたものなのかもな うちのダイニングは病院で亡くなった患者さんの話とかしてると扉が少し開いて閉まって少し開いて閉まってを何度か繰り返すよ
何でなのかは分からんが ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています