「ボケ」「あなた病気?」音声が示す指導者の暴力性 甘い処分の理由

東京を拠点に活動しているバトントワリングクラブでの指導で小学生2人への暴力と暴言があったとして、日本バトン協会が6月、協会の公認審査員の女性指導者に警告を出したことがわかった。

同協会が出した警告書によると、指導者は妹がクラブに入って数カ月後、小学1年になった頃から、足を手やバトンでたたいたり、腕を強く引っ張ったりした。姉にも腕を引っ張る暴力があり、同協会の事情聴取に姉は「バトンで頭をたたく暴力もあった」と述べたという。

また、「バカ」「デブ」「死ね」といった暴言もあった。

指導者は東京都バトン協会の元理事。警告を今後の指導にどう生かすか、などの取材の質問に対して、「日本協会の判断が出て終わったこと。関わりたくない。答える必要がない」と話した。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ9G45TCQ9FUTQP00X.html?iref=sptop_7_01