おくり童男怪死事件

平成元年12月20日、青森県弘前市で深夜0時頃
派遣会社勤務のN氏と同僚のK氏が忘年会の
帰宅途中、路上で小学生低学年位の少年が
泣きながら壁にもたれかかってるのを目撃する。
不審に思った二人は、「こんな時間にどうしたの?」
と声をかけたところ「お母さんとお父さんに追い出されてここにいる」
と告げられる。少年に家を訪ねると、K氏の自宅方面と同じことが
わかりK氏が同行し家に送り届けることになり、N氏はそこで
そのまま別れ帰宅する。翌日、日曜のため昼前に起床したN氏に
ちょうどK氏の妻から電話がかかってくる。「Kが昨日から帰宅していない。
昨日なにかあったのか」と尋ねられ昨夜のいきさつを説明する。
その日の夕方にもなってもKが帰宅しないため、妻が警察に通報し
失踪事件として付近の捜査がはじまる。
二日後、少年を発見した地点から約1㎞にあるお稲荷神社で
縊死しているKが発見される。N氏はいきさつを警察に説明し
当該少年がなにか知っている可能性が高いと少年を捜索するよう
求める。(中略)少年についての手がかりはなく、現在にいたるまで
未解決の事件である。