俺「あ、あぁ~ッ!」 クラクラクラーッ!

チノ「はい、控訴手続きは終わり。弁護お疲れさまでした」

俺「うぅ……あ、ありがとうございました……」

数年前、チノちゃんは念願の保険金殺人で従業員数名を焼殺したのだが、『凶悪犯で再犯のおそれがある』という懸念の声があり、結果、一審の裁判長から死刑判決をカキカキしてもらえるようになった。しかしチノちゃんはなんだか一審判決のことがキライみたいで、何度も何度も不愛想に控訴状をカキカキして、弁護人としてはツライツライなのだった。