東京・渋谷区で親子が刺された事件で、逮捕された中学3年生の少女は、「母親の嫌いなところが許せず、母と弟を殺すための予行練習のために刺した」と供述していることがわかった。

この事件は20日の夜、渋谷区の路上で、母親と娘が包丁で刺されるなどして重傷を負ったもので、埼玉県の中学3年生の少女が現行犯逮捕された。 現場近くの防犯カメラには、少女が親子のあとをつけているとみられる映像が捉えられている。 捜査関係者によると、少女は刃物3本を持って「塾に行く」と言って自宅を出たあと、「新宿で電車を降りて現場まで歩いた」と話していることがわかった。

また少女は、「母親の嫌いなところや性格に、自分も似てきていることが許せなかった。母が殺されたのを弟がみるのはつらいだろうから、母と弟を殺そうと思い、予行練習のために2人を刺した」と供述しているという