0001以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2022/08/08(月) 17:17:23.410ID:Wq89HYC900808「俺たちは恋愛が見たいのではない。恋愛をして照れたりデレたりジェラったりしている美少女が見たいのだ」と。
その為には男主人公はマストではなかった。
いやむしろ男女の恋愛は告白・交際・結婚という明確な順序があり、二人の関係はイベントを経る毎にいやが応でも進展していかざるを得ない。
作劇上、そのペースダウンの為に挿入される所謂「難聴主人公」や「鈍感主人公」と呼ばれるブレーキ装置に、オタクは辟易し始めていた。
ここでどこの天才が発案したものかわからないが、「主人公もヒロインにすればいいのではないか」という新概念が登場する。
百合の長所は男女のラブコメにありがちな明確な段階やゴールが無いことにあり、オタク達はストーリー延命のための不自然な挿し話がない純粋なラブコメの登場を喝采をもって迎えた。
それはゴールを持たない故に恋愛の一番おいしい時期、黄金時代だけを永遠に継続することができ、起伏に乏しいが安定した多好感をオタクに与えた。