キツツキの一回一回のつつき行動は、サルやヒトの脳サイズであれば、脳震盪を起こすのに十分な衝撃があります。

しかし調査の結果、キツツキ程度の小さな脳であれば、その衝撃でも脳にダメージを与えるには及ばないことが明らかになったのです。

ワッセンベルク氏は「キツツキの脳サイズを踏まえた場合、つつき行動による衝撃は、脳震盪を起こす閾値をはるかに下回っていた」と説明します。

研究チームによると、キツツキの脳がダメージを受けるには、今の2倍の速度で木をつつくか、あるいは、金属のようなより硬い表面をつつく必要があるとのことです。

そうすれば、さすがのキツツキも脳震盪を起こすと予想されます。