FFXVのテストプレイを行い、ネガティブなフィードバックもいっぱい来ました。
ああ、これがFFっていうIPの歴史なんだって、そのとき改めて思いましたね。
ただそれと同時に、「FF病」にかかったままの人が、ファンの中にもいっぱいいるんだってことに気が付いた。

「FF病」というのはスクウェア・エニックスの社内にいる、自分のFF観でしか物事を考えられなくなってしまった人達のことです。
その根っこにあるのは強烈な自己肯定で、チームの勝利条件よりも、自分のFF観を優先してしまう。
そのFF観を満たせてないと、FFとしてダメだと思い込んでいる。
「FFは特別なゲームで、それを作っている自分達も特別なんだ。FFの新作が出たら皆が食い付くはずだ」って、どこかで思っている。
でもそんな現実、あるわけないじゃないですか。

それで、「俺たちは特別な存在じゃない。早く目を覚ませ」って、チーム内で諭していた時期があったんですけど。
でも、FFXVの情報を世に出し始めたことで、それが社内だけじゃなかったことに気が付きました。
みんながFF病だったんですよ。