俺にめっちゃ強い守護霊ついてるらしい
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元々田んぼか爺ちゃんの家にいた霊らしい
爺ちゃんの田んぼと家は広範囲なんだけど、元々曾祖父が買ったものでその前のルーツは俺が生まれる前に死んだ曾祖父にしかわからん
購入前から家屋もあったけど、当然だけど今ではとっくに取り壊してる
俺は覚えてないけど、爺ちゃんの遺品整理親がやってる時に、俺がなんか変な箱触っちゃったらしいんだよ
その後から俺が田んぼでたまに空想上の友達と遊ぶようになったって、パピーが言ってた
俺は覚えてないんだけどね
当時六歳くらいだし ただ薄っすらと、田んぼで白いものを見た記憶とか、夢の中でそれらしいものを見てた記憶はある
半透明で本当に暗闇で見る蛍光灯みたいな感じ
それが人の形をしてる
顔は覚えてなくて、マントみたいなの羽織ってて、骨の腕が生えてる
手は三本だったとか、骨の腕は一本だけだったかもしれないとか思うけど、記憶が曖昧で自信がない
あと狭いところから顔や手を伸ばしてることが多くて、ギターの穴にぽっかり嵌るみたいに顔が浮かんでたのを見てびっくりしたのは覚えてる
夢とかでも多分全身出てきたことは少ない 白ちゃんって俺は呼んでたらしい
母方の祖母(田んぼの地主ではない)の方は巫女の遠縁とかで、霊感が結構ある家だって話は聞いたことがある
ただ俺が小さい頃には痴呆が始まってたみたいだし、婆ちゃんのことはよくわかんないんだけど
(もしかしたら俺も多少は霊感あるのかもしれん。白ちゃん以外見えたことないが)
その頃に母親が祖母に何かの流れでその話をして、そこから祖母が俺を見るとパニックになって、しばらく母の実家に行けなくなったらしい
まあ祖母の痴呆が進んで、俺だってわかんなくなくなったから結局一年くらいで問題なく会いに行けるようにはなったらしいんだけどね 振り返ってみればなんだけど、俺はなんかここぞってところで助かることが多い
小学校の頃虐められてたんだけど、主犯が本当に急な転校でそこからぷっつり途絶えたことがあった
事前のお別れ会とかなくて、本当に急に
全く原因はわからなかったけど、当時低学年だったからみんな寂しいって泣いても原因追求したりなんて思い至らないしね
あとは結構急な坂の斜面で車がバックで滑り落ちてきた時も、たまたま車がハンドルを切って壁に激突してくれたおかげで助かった
信号無視のバイクが夜遅くに突っ込んできた時も目前でスリップして助かった
まあ事故で人轢きそうになったら回避するだろうし、そんなもんだと言われてたらそうなのかもしれんけど 大学受験は全く調べてなかったし成績も良くなかったんだけど、たまたままあまあ賢いところの推薦枠残ってたのを何もしてない俺を心配した先生が教えてくれて、競争率が低かったからそのまま受かってしまった
仕事も熱心に就活やってた奴と同じところを、就活そろそろ頑張らないとなとそのきっかけくらいのつもりで受けに行ったら何となく俺だけそのまま受かってしまった
これは極端なところだけど、なんか別に頑張らなくてもなんとなくどうにかなってしまうから、自発的に何かを選んで頑張って掴み取った経験があんまりない ただこれまで全く恋人ができたことがない
二人で遊びに行くとかデートとかは勿論あるけど、びっくりするほどその後に繋がらない
単純に俺に問題があるのかもしれないけど、なんとなくデート重ねると相手が急に忙しくなったり、彼氏ができたり、特に理由なく素っ気なくなったりする
確かに押しは弱いし二十五まで童貞だから単に女性の扱いに致命的な問題があるのかもしれないけど、俺はこれも白ちゃんの嫉妬のせいじゃないかと勝手に思ってる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
