俺が会社辞めた話
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
25歳の夏だった。22から勤めていた会社だった。新卒後ブラブラしていた俺は、当座の金目当てに適当な会社に入った。まさか3年いることになろうとは。 業界をいうと高確率で特定されるので秘すが、いわゆるベンチャーであった。ITではない。身体も使う仕事だ。
仕事内容は好きだった。人間関係は徐々に徐々に、俺には耐え難いものになっていった。 簡単に言えばナンバーツーのおっさんがパワハラだった。
自分が嫌いになった人間には仕事のことでも話しかけない。俺は伝書鳩がわりに使われた。
おっさんの標的は定期的に変わった。俺が標的のこともあった。でもなぜか俺だけには直接話してきた。なぜかは知らない。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
O 。
, ─ヽ
________ /,/\ヾ\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_ __((´∀`\ )< ・・・というお話だったとさ
|_|__|__|__ /ノへゝ/''' )ヽ \_________
||__| | | \´-`)<ツマンネ
|_|_| 从.从从 | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\ / ::::::::::::ゝ/||
────────(~~ヽ::::::::::::|/ 俺が仕事の指示をおっさんに受け、それを伝える。伝えられた奴がしっかりできないと俺が怒られる。そんな具合だった。
やがて、1人また1人と人が辞めていった。気がつけば標的は俺だけになっていた。辞めた奴らの仕事は俺に回ってきた。
俺は昼飯抜きで12時間ぶっ通しで働いた。それでも追っ付かないくらい。 朝起きて、家を出る前に自宅から会社のシステムにログインしてある程度仕事する。
他の人より1時間早く出勤して働く。昼飯なし、時には1日トイレに行かないこともあった。煙草のときだけ仕事の手を休めた。 通勤中にストゼロを飲む。私服勤務だったが今俺は時にみすぼらしい格好をしていた。家事も後回しで部屋は実に汚なかった。
ある日、限界がきた。消しゴムの発注数量が多いとかで叱り飛ばされ、俺は切れた。
翌日、退職届を提出した。数日後おっさんが遺留にきた。どんな神経をしているのだろうと空いた口が塞がらなかった。お前の行動は全て俺に辞めろと言ってるようなものだったじゃないか、そう思った。 俺の業務を知っているのは俺だけになったから、引き継ぎのため1ヶ月半ほどは残ることを申し出た。
俺がやってたのは色々(本当に色々だった)あったがその中で重要だったのが、EC販売のお客様対応、出荷手配、在庫管理である。
大体1日500件くらいのメールが来るので適切に対応する必要がある。BtoCだから不愉快なことも多い。電話で心無い言葉を言われたことも腐るほどある。 上の人たちはそれをしたくなかった。「そんな仕事、すぐできるし簡単だろ」と言うが決して自分達はしなかった。少し手を貸すくらいのことすらしなかった。「時間もかからず簡単と思うならやってみればいいじゃん」と言ってみたかった。言ったら怪我させられただろうけど。 その帰り道、ふと夜空を見上げると
月が2つに見えた。
働きすぎかな?っと思い目を擦る。
しかし、月が2つはっきり見えた。
すかさず、スマホを向ける
しかし、映し出されたのは1つしかない
月だった。
辺りを見渡し、男を見つけた。
肩を叩き『あの…月を見てください』
と言った。
その男が振り向いた。
するとその男の顔はなかった さて、引き継ぎ先の決まらぬまま、俺はマニュアル作成をしていた。誰になろうがどうだっていいが、辞めた後電話されたり、なんてことは嫌だった。 結局退職の2週間前に引き継ぎ先が決まった。遅すぎる。
しかも引き継がされるのは新しいバイトだった。別の仕事をさせるつもりがあまり使えないと判断され俺のところに回されたのだった。 俺は最初の2日で一通りの流れを教え、後の時間はじっと彼女の作業を見て適宜指導した。時間がないという焦りもあり、かなり厳しくした。恨まれたっていい、俺が辞めた後この人が大変な目にあわないレベルにはしないといけない、そんな感じだった。 どうにか引き継ぎも終わり、俺は会社を去った。ありがたいことに社用の携帯を持たされていたので、プライベートの電話が鳴ることもなかった。
以上 5年くらい前の話しです。やっと落ち着いてきたんでどこかに描きたくなりました。
レスは全然見てません。あとは好きなラーメンのスレにでもしてください 落ちも何もないのかよ
仕事教えた子が今の俺の嫁ですぐらい書けよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています