小説書いたんだが評価してくれ
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プロローグ
まず天と地が分かれた始まりの時代、大地は根を持つ草木たちの居場所であり、大空は翼持つ龍たちの領域だった。
その後、数々の神話を経てヒトの時代が訪れる。
人間たちは土を耕す知恵を得て、草木たちの営みを飼い慣らし、その恵みを我が物として、大地の覇者の座を奪い取った。
地上に生まれた彼らにとって、それはさして困難でもない征服だった。
だが翼を持たぬ人間たちには、天の覇権の簒奪は遙かに困難であった。
龍とその眷属は草木たちより遙かに強壮なる神秘であった。
それでも、その背に翼を持たぬ人の子らには、代わりにモノを造る指と、積み重ねた知識と、そして飽くことのない情熱があった。
やがて日食も、虹も、雷鳴も、龍たちの仕業ではないと解明された。
ついには風を受けて宙を舞う術すらも見出だされた。
そして鉄を鍛え、窯の中に封じ込めた火の力で、はばたく翼を模造する者が現れた。
機械仕掛けの歪な、ちっぽけな翼で、雛鳥のように弱々しく舞い上がる小さな者たちの姿は、蒼穹を舞う王たちからすれば憐憫にも値せぬものだっただろう。
龍たちは眼下よりの挑戦など一顧だにせず、ただ天空の覇者であり続けた。
だがそれでも、人々は翼を夢に見続けた。
大地にあまねく繁栄し、大海原までも征してなお、彼らは空に手を差し伸べた。
幾人もの夢見人たちが、知力と勇気の限りを尽くし、大空へと挑んでは散っていった。
より速く、より彼方まで――いつの日かヒトの技が、神々の翼に届く日を夢見て。
これより綴られるのは、今はもう過ぎ去った追憶。龍の翼に神秘があった頃の物語。
遙かなる神々の領域を目指した、挑戦者たちの記録である。 第1章
翠緑に輝く淡水が、しずしずと下流に運ばれていく。その澄んだ静謐な川面を、時折猛烈な旋風が掻き乱し、泡立てながら上流へと遡っていく。
旋風の主は霞龍の尾だ。
普段は山岳の高空に遊ぶ小型龍が、今は川面に腹が映るほどすれすれの低空を、猛々しく疾駆している。
それも三頭。
鏃型の隊列を微塵も崩さぬ、鮮やかな編隊飛行である。 霞龍の飛翔は巡航速度においてすら三〇〇ノットを上回る。
急降下中中のハヤブサの最大速度ですら二〇〇ノットに達するのがせいぜいなのだから、天翔る龍の眷属たちがいかに生物として規格外にあるのか窺えよう。
その推力の源は猛スピードで震動する襞状の尾だ。
そこから巻き起こる空気圧が、両肩の強靱な翼による空力特性と相まって、驚異の高速飛行を成立させている。
むしろ飛行原理すら解明されていない虹龍などの超越種に比べれば、まだしも霞龍は人類にとっても与しやすい相手といえよう。
現に、いま三頭の霞龍に後塵を浴びつつも果敢に挑戦しているのは、憤然とターボプロップエンジンを唸らせるレシプロ航空機である。
実験航空機『エトピリカ』――全幅三五フィート、重量五〇〇〇ポンドにまで絞り込んだ小柄なレーサー仕様の機体と、一七五〇馬力を叩き出す液冷一二気筒エンジンの組み合わせは、おそらく現時点において民間、軍用を問わず最強最速を自負できよう。
わけても最大の特徴は、大出力の回転ピッチを相殺する二重反転プロペラの採用だ。
これにより速度と安定性を両立させたエトピリカは、未だ世界でも数少ない、龍の飛行能力に追随しうる性能を獲得した機体となった。
これまでに記録された最高速度は四一二ノット。
そのフルスロットルでの追跡が、今、先行する霞龍たちの最後尾へ、じわじわと距離を詰めていく。
これを追跡劇と見て取るならば、獲物目掛けて猛り昂ぶる狩人はエトピリカの側であっただろう。
が、涙滴型の風防の中において、二人の搭乗員のうち後席の一人については、まるきり真逆の心境にあった。
「やーッ! だぁぁぁぁッ!! もー止めぇぇぇぇッ!! てってば!!」
轟々と吼えるエンジン音に負けじとばかり金切り声を張り上げるヘレン・ヴァイニンガーは、うら若き乙女としての慎みも恥じらいも、既にまったく意中になかった。
そもそもか弱い淑女に対する繊細な心遣いなど、前席で操縦桿を握っている男にはこれっぽっちも期待できないと、もう彼女はとっくに身に積まされて心得ている。
事実、カール・シュニツは後席に乗せた恋人の悲鳴などまったく意に介さず、むしろ闘争のスリルに満面の笑みさえ浮かべていた。 難しい言葉を頑張って使ってるなあって読んでたらセリフで吹いた
チグハグだと思うよ まずい大根と飛び上がるほどうまいフライドチキンの料理屋まで読んだ ライトノベル系、なろう系として見た場合、読みづらいと思った。
表現、言い回しがくどい印象。
ただ、会話多めじゃなく地の文多めの文章は嫌いじゃない。
疲れてるから導入少し読んだだけで続きを読みたいとは思えなかったけど。 たしかに読み辛い。もうちょいさらっと読める文章がいいわ 読んでないけどプロの文章載せて後でネタばらしする引っ掛けだろ? 世界観をつかみやすくするためにプロローグの前に例のよくある数行の格言っぽいのが欲しい
おれたちはついに竜の尻尾を捕まえてやったぜー=内藤やすお=竜を最初に撃ち落とした男
みたいなやつ あと言葉の意味や漢字を間違えてるところもチラホラあるな
少なくともプロの文章ではないだろ プロの文章でも嫉妬で叩かれるからここで晒す意味がない定期 >>14
それでも結局は好みがあるからな。それはそれでいいんじゃないかな >>16
確かに思った。想像したものを文章にしたというより想像したものに近くて単に思いついた単語を散りばめてる感じ お前ら>>1の書き込みが止まっちまっただろ
適当に神とか言って持て囃すべき まず天と地が分かれた始まりの時代、大地は根を持つ草木たちの居場所であり、大空は翼持つ龍たちの領域だった。
その後、数々の神話を経てヒトの時代が訪れる。
この時点で違和感が生じた。
「まず」→いらない
「天と地が分かれた始まりの時代」→天と地が分かれる前に時代はない?つまり世界が創造された時を表してる?
「大地は根を持つ草木…」→草木は根があるから「根を持つ」いらないんじゃ?大根と空見した。「翼持つ」と無理やり組み合わせた感ある。
「居場所」と「領域」を並べて書くには「居場所」がチープな感じ。
数々の神話を経て→神話は誰かに紡がれるものという印象。個人的には「幾重もの時を重ね、やがて」という書き方をするかも。 こういう説明的な文は物語の途中で誰かに語らせるといい
もはや冒頭につかみを持ってかないとな 構成的な文だから素人じゃないと思ったが虚淵ってこんな文体なんだな
でも「まず」が要らないとかは概ね賛成だわ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています