私立高講師が副業で塾運営、自校生徒ら5人指導…月3万円以上支払った例も

私立綾羽高(滋賀県草津市)の30歳代の男性常勤講師が塾を運営し、副業を禁止する就業規則に違反したとして、減給の懲戒処分を受けていたことが分かった。塾には同校の生徒らが通い、月謝を支払っていた。今年3月末に退職したという。

 同校によると、男性は昨年9月頃に守山市内で塾を開き、顧問をしていた弓道部員ら4人と他校の生徒1人の計5人に大学の推薦入試に向けて面接や小論文を指導。月に3万円以上支払った生徒もいたという。

 男性は「保護者の依頼で、部活で時間がない生徒に指導していた。塾経営の意識はなかった」「月謝は指導場所を借りる費用だった」と釈明したという。