静岡県三島市で「マンホールを探してスマホで撮影する」というイベントが行われ、家族連れなど600人が探検気分を楽しんだ。実はこのイベント、市が抱える切実な悩みから企画されたものだ。

2022年3月に三島市で行われたのは、市民参加型のイベント「マンホール聖戦」。ルールは至って簡単。専用のウェブアプリにログインし、地図上に表示されたマンホールを探して撮影・投稿するだけだ。投稿の際に、安全な状況か選択肢の中から選ぶ。

参加者は投稿した数を競い合い、順位に応じて、ウナギの蒲焼など三島市の特産品や、ホテルの宿泊券がもらえる。安全を考慮して、撮影が危険な車道の真ん中にあるマンホールは対象外だ。

どのマンホールでどれくらい老朽化が進んでいるのか。「マンホール聖戦」は、その状態を効率的に把握するためのイベントだ。

次々と集まる市内のマンホール状況の報告。マンホールの状態も、参加者が「さびている」「すり減っている」などの選択肢から選んで投稿する。

イベントは6日間行われる予定だったが、2日目で市内のすべてのマンホールが撮影済みとなりイベントは終了した。参加登録者は605人で、1人あたり平均約50個のマンホールを撮影してくれたことになる。

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