お笑いタレント、有吉弘行(47)が15日、ラジオ番組に生出演し、11日に急死したお笑いトリオ、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さん(享年61)を追悼した。故人を慕う「竜兵会」のメンバーである有吉は涙で言葉を詰まらせながら、通夜・葬儀の様子について笑いを交えて報告した。

持ち前の毒舌が出ないぐらい、ショックが癒えていなかった。密葬から一夜明けたこの日、パーソナリティーを務めるJFN「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」(日曜後8・0)に生出演。上島さんへの思いを語った。

「元気が出たつもりだったけど、落ち込んだりを繰り返すね」と心境を吐露。「亡くなった日の夕方に顔を見せてもらい、2人で…」と一瞬、涙で言葉を詰まらせ、「特別に2人きりにしてもらったとき、『バカだな』とか突っ込んでやろうと思ったけど、お礼の言葉しか出なかった」と声を絞り出した。不遇だった2001年から「竜兵会」のメンバーとして面倒を見てくれた先輩芸人への感謝だった。

家族だけで営むはずだった通夜・葬儀には「俺も家族だ」と多くの芸能人らが参列したといい、出川哲朗(58)を「(遺体に)キスした方がいい」とイジるなどにぎやかに送り出したと告白。喪主を務めた上島さんの妻でタレント、広川ひかる(51)やダチョウのリーダー・肥後克広(59)と寺門ジモン(59)については「3人が一番辛いはずなのに、気丈に声をかけてくれた」と明かした。