反省だけなら猿でもできる

 14日の春季高校野球大阪大会は大阪シティ信用金庫スタジアム(舞洲)で準々決勝4試合を行い、第4試合の履正社―大商大堺は高校野球では異例の21時28分終了となった。

 試合後に苦渋の表情を浮かべたのは大阪府高野連の入道美之理事長(66)だ。

 「凄い試合が4つ、重なった。ここまで遅いのは僕の記憶にない。葛藤はあるが、日程的にやらざるを得なかったというのが本音です」

同理事長は、2会場に分けて開催する方式はできなかったのかとの問いに「他に使える球場もなかった」とし、雨で日程が流れ続けた影響で予備日の設定もなかった。

 「本来なら、きょう(14日)が決勝の予定だった。仕方ないで済ませていいのかという葛藤がある。雨のせいにしてはいけないが、そこに行き着いてしまう」

 15日には準決勝があり、東海大大阪仰星と履正社が10時開始の第1試合、大阪桐蔭と上宮が12時10分開始の第2試合を行う。
遅い時間に準々決勝を終えた2チームが、早い時間に準決勝を行う組み合わせは例年通りとしながらも「反省せなあかんなというのはあります」(同理事長)と説明した。
https://news.infoseek.co.jp/article/sponichin_20220515_0048/?tpgnr=sports