「ガンダムメタバース」始動 ガンプラやアニメファンをIDで結ぶ

バンダイナムコグループは2022年3月29日、「ガンダムメタバースプロジェクト」の概要を公開した。ガンプラやアニメ、音楽などジャンルごとのコミュニティー「スペースコロニー」を作り、ファンやパートナー企業をつなぐ。25年に売り上げ1500億円を目指すガンダムIP事業の足がかりともする。

バンダイナムコグループでは、22年4月から掲げる中期ビジョン「Connect with Fans」の重点戦略の1つとして、IPでファンとつながる「IPメタバース」を設定した。これは、メタバースを介し、バンダイナムコグループとファン、あるいはファン同士をつなぐ仕組みで、その第1弾がガンダムメタバースとなる。

 ガンダムカンファレンスで流れたイメージ映像では、メタバース上に世界中のガンダムファンが集い、語り合ったり、ライブイベントに参加したりする様子が描かれていた。

 藤原氏は「メタバースの定義は日々進化している中、ガンダムならではのメタバースを作る必要がある」と説明。「ファンにとって魅力的な場を共創し、ファンと共に成長を続けるもの」にするとして、いきなり完成形を目指すのではなく、カテゴリーごとに小さなバーチャルコミュニティーを作り、それを共通の「バンダイナムコID」で連結していく計画を明らかにした。