戦後、日本の政治は荒れていた。
日本を統治していた軍部、財閥、大地主が解体されてしまったからだ。
彼らがいなくなった後の最大勢力が共産党だ。
日本が共産主義になる事自体は、日本にとってはあまり問題なかった
それは大日本帝国から大日本共和国に変わるだけで国民生活はあまり変わらない
しかし、アメリカは危機感を抱いていた
アメリカ人は武器を持っているため、自由経済派と統制経済派で内戦になったら
一番被害を受けるのはアメリカだろうと
なのでアメリカは日本の共産党潰しのために政治介入を繰り返したが困難を極め
何度も内閣が入れ替わった
日本国内でも共産党は少数派だが、ほかの勢力にもまとまりが無いからだ
しかし、安保を成立させた岸信介が、国粋主義者でありながらマルクス主義を取り込んだ統制主義者であった事から
幅広い人材をまとめ上げるバランサーとなり
なおかつ、アメリカの同盟者として重要な立ち位置にたったので
アメリカは独裁者として扱い重宝したのだった
岸がアメリカを内乱から救ったのだ