英国ポーツマス大学(University of Portsmouth)で行われた研究によれば、素粒子は生物がDNAを持っているのと同じように、自分自身に関する情報を保持しており、その情報には質量が存在する可能性がある、とのこと。

研究では情報は単なる概念ではなく明確な質量を持った物質であり、固体・気体・液体・プラズマと並んだ第5の物質の形態であると述べられています。

情報が物質の形態の1種である場合、情報にも力学的な側面や物理的性質が存在することになります。

研究では情報の持つ質量を確認する方法として対消滅実験を提案しており、対消滅により元々の物質の質量に加えて、素粒子が持っていた「情報の質量」もエネルギーとして追加放出されるはずだ、と述べています。

さらに情報から放出されるエネルギー量も算出されており、対消滅実験さえ行えれば観測は比較的簡単とのこと。

研究内容の詳細は2022年3月4日に『AIP Advances』にて公開されました。


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